紀州七代大彦の木の家づくり日記

「ここちよく美しい暮らしのために」
和歌山大阪にて「一軒一軒ていねいに150年」家づくりに取り組み続けています

ピッタリの椅子

2006年03月07日 | イイ建築・家具の話

いきなりですが、私は家具特に椅子が大好きです。

デザインが素晴らしい椅子は、置くだけで空間をランクアップさせてくれますし、古い素朴な木の椅子も独特の風合いがあってたまりません。たまに一人で家具屋さんに行き良い椅子みつけると、にやにやしながら飽きずにずーっと見ています。(かなり気持ち悪いかもしれませんが・・・)

昔は職業柄やっぱりデザイン重視で、ヤコブセン・イームス・ウェグナー・ミース・その他もろもろの建築家・デザイナーの椅子を探していましたが(デザインの良い物は、ほんとイイですよね!また紹介します。)、最近はそれよりも座りごごち重視です。

というのも、設計事務所修行時代の過酷な勤務がひびているのか?腰が悪いんです。机にむかって図面ひいていると、すぐ腰が痛くなってきます。そのため、自分にピッタリと合う椅子が必要不可欠になってきました。

しかし、ピッタリと合う椅子。これがなかなかないんですよ。

ところが去年の暮れ、大阪のとある駅の中の何の変哲もない(ごめんなさい)和食レストランで、ついに見つけました。座った時のお尻がすいこまれるような感じ、椅子の高さと自分の足の高さとのピッタリ感といい最高です!! 

明らかに既製品ではなかったので、勇気をだして「この椅子売っててくれませんか?」「はぁ??」お店も忙しく相手にしてくれません。しかしここはひきさがれません。少ししてから、「寸法だけ計らせて下さい。メジャー持ってないんで、貸してもらえませんか?」「お客さん、もう帰ってくれよ!!」仕方ありません。。その日は他の約束もあり、後日メジャーを持って出直す事にしました。(常にメジャー持ってるんですが、こんな時に限って持ってないとは・・・)   

一週間後またその駅ビルに行くと、レストラン閉店してました。。

うその様なホントの話。こうなったら、オーダーで体にピッタリの椅子つくってくれる人を探すより他ないでしょうか。  どなたかご存知ないですかね??

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