七情と練拳 投稿者:うさぎ 投稿日:2013年 5月10日(金)21時43分28秒 返信・引用
中国の伝統的な身体観の中で七情ということがよく言われます。病院に行っても、「ストレスですね」といわれ、ストレスが体には良くないとわかっていても、どのように身体に悪い影響を与えるかは語られない。感情が身体に与える影響をどのようなシステムで働くのかを数千年前の中国の人たちが考えていたなんて、私はすごいと思いますし、戴氏の練拳には、そのような古代からの理論が、守られてきているわけです。霍先生が言われた「怒っている時には、練拳をしてはいけない」というのは戴氏心意拳では一般的に言われることですし古代からの伝わってきた理論が生かされている一つです。
七情というのは、「悲しむ」「憂う」と気は消え、「喜ぶ」と気は緩む。怒る」と気は上がり、「思う」と気は結ぶ。「驚く」と気は乱れ、「恐れる」と気は下る。それぞれの感情は、五臓に対応し、それぞれの感情がどのように身体に影響するかを示しています。
練拳者が練拳をしている時には、その神気を見て、気を緩めていけばよいのか、結ばせていったほうが良いのかを指導していきますし、それだからこそ外形だけを見るものではなく、内面を見つめていく心意拳の真骨頂だと思います。この七情や神気と練拳については、
「戴氏心意六合拳 技撃精要」では、うまくまとめきれなかったため、削除したところなのです。続編では掲載したいと思っています。
話を元に戻しますと
「怒っている時には、練拳をしてはいけない。」というのは、怒ると気が上るわけですからのぼせたり、体力が急激に消耗したり、卒倒したり、血圧が上がったり、気持ちが急激に落ち込んだりするわけです。ですから、練拳をして気を使ったり、気を上げたりしますと、
体にわるいわけです。こういうことってきちんと教えを受けていたほうがいいことですよね。成長することは、死に向かう道ですし、武術することは、自分を強くする道であると同時に、自分の体を痛める道でもあるわけです。だから、自分を成長させるために武術をしていくわけですが、一方では自分を傷め、悪くする可能性も同時に秘めている。その傷め悪くすることを予防するために、戴氏なりのいろいろな教えや戒めがあるわけです。そこのところはP18~20、47~49とかに書いていますので、そんな視点で見ると、小難しく感じた文章も面白く読めるかもしれません。
ちなみに、私は、怒った時も練拳することもあります。「怒ったときは、練拳をしない。」ということはよくわかるのです。ですから怒ったときは、練拳はしない。だけど、」一方では、怒ると気は上がるわけですから、沈める練拳をすればいい。だから、してはいけない練拳としてもいい練拳もあるわけです。私が、陰陽五行拳の身体観と戴氏心意拳の練拳をセットにして理解していったほうがいいですよと皆さんにおすすめするのは、戴氏の伝統の中にもともとそれを元にしてたいしが語られてきたわけですし、その中に戴氏心意拳の深奥があるからだと思うからです。
中国の伝統的な身体観の中で七情ということがよく言われます。病院に行っても、「ストレスですね」といわれ、ストレスが体には良くないとわかっていても、どのように身体に悪い影響を与えるかは語られない。感情が身体に与える影響をどのようなシステムで働くのかを数千年前の中国の人たちが考えていたなんて、私はすごいと思いますし、戴氏の練拳には、そのような古代からの理論が、守られてきているわけです。霍先生が言われた「怒っている時には、練拳をしてはいけない」というのは戴氏心意拳では一般的に言われることですし古代からの伝わってきた理論が生かされている一つです。
七情というのは、「悲しむ」「憂う」と気は消え、「喜ぶ」と気は緩む。怒る」と気は上がり、「思う」と気は結ぶ。「驚く」と気は乱れ、「恐れる」と気は下る。それぞれの感情は、五臓に対応し、それぞれの感情がどのように身体に影響するかを示しています。
練拳者が練拳をしている時には、その神気を見て、気を緩めていけばよいのか、結ばせていったほうが良いのかを指導していきますし、それだからこそ外形だけを見るものではなく、内面を見つめていく心意拳の真骨頂だと思います。この七情や神気と練拳については、
「戴氏心意六合拳 技撃精要」では、うまくまとめきれなかったため、削除したところなのです。続編では掲載したいと思っています。
話を元に戻しますと
「怒っている時には、練拳をしてはいけない。」というのは、怒ると気が上るわけですからのぼせたり、体力が急激に消耗したり、卒倒したり、血圧が上がったり、気持ちが急激に落ち込んだりするわけです。ですから、練拳をして気を使ったり、気を上げたりしますと、
体にわるいわけです。こういうことってきちんと教えを受けていたほうがいいことですよね。成長することは、死に向かう道ですし、武術することは、自分を強くする道であると同時に、自分の体を痛める道でもあるわけです。だから、自分を成長させるために武術をしていくわけですが、一方では自分を傷め、悪くする可能性も同時に秘めている。その傷め悪くすることを予防するために、戴氏なりのいろいろな教えや戒めがあるわけです。そこのところはP18~20、47~49とかに書いていますので、そんな視点で見ると、小難しく感じた文章も面白く読めるかもしれません。
ちなみに、私は、怒った時も練拳することもあります。「怒ったときは、練拳をしない。」ということはよくわかるのです。ですから怒ったときは、練拳はしない。だけど、」一方では、怒ると気は上がるわけですから、沈める練拳をすればいい。だから、してはいけない練拳としてもいい練拳もあるわけです。私が、陰陽五行拳の身体観と戴氏心意拳の練拳をセットにして理解していったほうがいいですよと皆さんにおすすめするのは、戴氏の伝統の中にもともとそれを元にしてたいしが語られてきたわけですし、その中に戴氏心意拳の深奥があるからだと思うからです。