砂蜥蜴と空鴉

ひきこもり はじめました

死体

2004年10月03日 | ログ
静けさはただ在るだけで舌を乾かす。
無音の場。眼前には物言わぬ死体。
信じてはいけない。心が言う。
冷たくなった顔。閉じられた目。それは急速に彼女をヒトからモノへと変えていく
信じてはいけない。心が言う。
見てはいけない。触ってはいけない。
知れば分かってしまう。分かれば彼女は戻ってこられない。
信じるな。感じるな。全て忘れてしまえ。
心が吼える。見てはいけないと。もう開かれない瞼を。熱の戻らぬヒトガタを。
けれど意地悪な現実は言う。
背けるなと。死を。壊れてしまった「モノ」を。

 あぁ

      なんて    無様。
 なんて      愚か。

    そして
 そして
    そして
       なんて、酷い世界だ

ひとり泣く。
どうと変わりもしない現実。
だけれど泣いた。だから泣いた。泣いた。子供みたいに涙した。
目の前のモノが見えないように。




小説速報

2004年10月03日 | ログ
蜥蜴「久しぶりだね。小説速報」

空鴉「今日紹介するのは目指せ! シナリオライター!!さんの「シナリオの具体例」です

蜥蜴「悪い例といい例を挙げて解説してあるので創作系の方は覗いてみては?」

空鴉「けどこれ読んで思ったんですけど」

蜥蜴「ん?」

空鴉「会話文だけで繋ぐのが好きなウチのスタイルってダメダメですよね」

蜥蜴「それは言わないお約束だ」

空鴉「◆書く/読む/喋る/考える◆でも「ラマダンの教え」が連載中です。こちらもどうぞ」

蜥蜴「砂蜥蜴と空鴉では面白い創作系ブログを教えてくれるキレイなお姉さんを募集中です」

空鴉「ではまたの機会まで。お相手は空鴉と」

蜥蜴「砂蜥蜴でした」