学習到達度 文章などの読解力で日本は14位
空鴉「あらら・・・残念ですねぇ」
蜥蜴「何がよ」
空鴉「いやだって・・・能力的に下がってるって事でしょ?マズイじゃないですか」
蜥蜴「んなもん当然だろうが。
『(読解力をはじめ)学力は最上位(世界トップレベル)とは言えない』
だと?
授業中にマンガを読んだり寝てたりしてる国が今まで最上位だったのが異常なんだよ』
空鴉「それはそうかもしれませんが・・・」
蜥蜴「てか世界水準だと週9時間も勉強してるんだな。驚いた」
空鴉「中の人は年間10時間やってなかったでしょうしね」
蜥蜴「まぁ授業なんて退屈だったしな。歴史と倫理ぐらいしか覚えてない」
空鴉「数学は興味持てませんでしたよねー。理系に進む人間が異常者に思えました」
蜥蜴「読解力を強化するっていうけどどんな対策を取るんだろうな」
空鴉「それはやっぱり国語の時間を増やして・・・」
蜥蜴「睡眠時間を増やすだけだろうが」
空鴉「むー。どうしろと?」
蜥蜴「どうしようもない」
空鴉「うわー」
蜥蜴「一般的には読書習慣をつけるとか何だろうが効果は薄いだろ」
空鴉「何でですか?」
蜥蜴「強制して本を『見』させる事は出来ても『読』ませることは出来ないんだよ。自主性の問題だからな」
空鴉「そんなもんですか」
蜥蜴「そんなものだ。俺も読書は好きだが難解な科学書を渡されたら三秒で寝る」
空鴉「三秒ってあなた・・・」
蜥蜴「出来ない落ちこぼれグループの割合も増えたらしいな。当然の事だが」
空鴉「ゆとり教育が原因って事ですか?」
蜥蜴「企業での成果主義の是非はともかく、習熟度別のクラス分けは必要だろ」
空鴉「それは差別やイジメに繋がる・・・」
蜥蜴「馬鹿者が。実力差を無視した所でそいつが頭良くなる訳ではなかろうが。
レベルを度外視した授業では馬鹿は置いてきぼりをくらいインテリは退屈する。
極め付きは相対評価から絶対評価への移行だ」
空鴉「これはいいんじゃないですか?頑張りによっては能力的に劣る人でも高い評価が貰える訳ですし」
蜥蜴「みんなが貰える一等賞に何の意味がある?格付けの為の成績だ。そんな事するなら最初からそんなものつけなきゃいい」
空鴉「うぐぅ」
蜥蜴「大体全体の3%が5の学校と全体の50%が5の学校がある時点で終わってる。
最優秀が五割だと?ふざけるな」
空鴉「エキサイトしてますねー」
蜥蜴「絶対評価の時だったら俺は間違いなく別の高校に入っただろうからな」
空鴉「授業態度が悪すぎるんですよ」
蜥蜴「主観で決まる評価など興味が無い」