この日、私はなんと!サザエさんになってしまったのです。財布を持たずにライブに行くか~?情けない・・・。でも、受付にいたH田ママに助けていただきました。ありがたいことです。そして、その場にいたよしこさんからも「私もやったよ~。ライブに行って駐車料金が払えなくて、そのライブの出演者さんに借りたの。」なんて失敗談を聴かせていただいて、ちょっと気が楽になりました。後で聞いたら、その借主は高田渡さんで、その後返すきっかけを失ったまま彼は彼岸に旅立たれたとのことでした。哀しくも切ない、強烈な思い出ですね。
少し早めに着いたので、店内をウロウロ。でもお財布持ってないから何も買えません・・・。まだまだ新参者なので、見知った顔がほとんどない中、先輩お兄さんたちのお顔を見てちょっと安心。サポート隊のじゃんぼの顔を見てさらに安心。
こっそり録った音を聴きなおしながら書いてます。つい聴き惚れてしまうので入力が進みませんが。
最初は長田タコヤキさんとふたりで。「地球の夜」からスタートです。
彼は休憩中
この日のよしこさんは、メガネをかけてみたり
外してみたり
表情もとても豊かで、目をつぶって聴くのがもったいなくなります。
この日はレコーディングライブとのことで、恐らくそのための写真でしょうか、カメラマンの方が来られていました。私のすぐ横で大きなカメラと手持ちのカメラで撮影されていました。
その方がずーっと前に作られた写真集のことを説明するよしこさん。この本にはハタチのよしこさんと19歳のタコヤキさんが写っています。
写真集が客席に回っていきます。そして次の歌は「Tumble Ramble」
曲の合間のお喋りも天然感があふれてます。関西人の笑いじゃなくて、くすって笑う感じ。
「
モンゴメリーの天使」の後からじゃんぼが登場。ツトム・イサジさんの「帰れない町」
じゃんぼだけ立って演奏してます。
「Ridin' High」、この曲は、Learnersという若いおしゃれなバンドがやっていると聞いて、youtube検索してみたら、ありました。でも間奏も含めてよしこさんのコピーだった。断然ご本家が良かったです。
私の席に写真集が回ってきました。カメラマンさんは、川邊博史さんとおっしゃるのですね。
おおー!!!!愛しのマリアが!
ちょっと写真集に夢中になってしまってましたが、タコさんにコンビニでコーヒー奢ってもらった話は聞いてました。ペイペイとかより、現金の方がいい、というお二人の話には私も大きく頷いてました。
よしこさんのカウントで、「足元照らせば」。2010年ころの気仙沼でのことを歌った歌だそうですが、その翌年、風景が全く変わってしまった、とMCで話されていました。マンドリンはここでもええ仕事してます。
よしこさんのMCは、高校生の頃小室等さんのギター教室に通っていたという話でした。その頃の話をしつつ歌った、「追放の歌」。
そして、タコさん、ギターを取り出し、歌います。タコさんは、大塚まさじさんから指令を受けて、ケメのバックをやって来い、とある日言われて東京に旅立ったのだそうです。
中塚正人さんの、「風景」。このうたは、昨年ご本家が大好きなバンドと一緒に歌われたのを聴いたのでした。その時の様子はこちらに。CDが出来上がったら、風太さんに渡そうか、って言われてました。
よしこさんのハーモニーがつきます。
一部のラストは、ジャニス・イアンの「Stars」、もちろん日本語の歌詞で。1時間15分ありました。
2部が始まる前に、と思ったけど案外早く始まったので、録音にスプーンがカチャカチャいう音が入ってます。ここではいつもカレーをいただきます。美味しいです。
二部は、「私があなたを思う時」 から始まりました。4,5年前に国会中継を見ながら作ったそうです。「吹いていった風」、久しぶりに歌われたとのこと。
そして、最近作った歌、と宮尾節子さんの詩にメロディを付けた「神さまは」。先々週位に作ったばかりで、宮尾さんにはまだ言ってないそうです。
「ハレルヤ」、そして「Fortune」この曲についての思いを語られたのがとても心に残ったのでちょっと書いておきます。元曲はフィル・オクス(全然知りませんの)の歌だそうですが、持続可能な世界を実現させるためにはどうしたらいいんだろう、と考えた時、一人では何もできないと思っているかもしれないが、例えば何か悲しいニュースを見た時、心を痛めるだけでも、それが波動となって世界が変わっていく、という新聞記事を読んだのが歌い始めたきっかけだそうです。それを忘れないように歌っていて、だから歌詞が少しずつかわっていってるのだとか。
本当にそんなことで変わるんだろうか、でもそれなら今も私、やってるよな、じゃあこれを続けて行こうと思いました。
「Deporties」「Circle Game」「崩れ落ちるものを感じるかい」好きな歌がどんどん続きます。タコさんのハモもありました。
「このお花がきれいだね。これ何か悪いクスリが作れるやつ?」って、よしこさん。
以前、他のメンバーには楽譜が送られてきたのに、タコさんのところにはシマウマの画が送られてきたとかいう逸話。これは譜面?
大作「She Said NO!」からのWe Shall Overcome、客席も合唱!で2部は終了。アンコールは、まずひとりで、宮尾節子さんの「私の歌を許してください」、これを歌う前に、最初に大阪でライブをした時のエピソードがまたおもしろかったけど、長いので割愛します。
最後は3人です、じゃんぼも出てきて、
Yきさん作詞「月の庭」で大団円でした。2つ目のセットは1時間25分ありました。
寄り道するにもお金はなく、暗い人気の少ない道を通って、週末とは思えない梅田を経由して、とぼとぼ家に帰りましたが、心の中はぽっかぽかに暖かく、パワーがみなぎっているのを感じました。音楽はいのちの掬いになります。ライブハウスたたきが始まりましたが、必ず元のように、皆がきもちよく楽しめる場所が戻ってくるはず。中止や延期で自分のライブもままならないけど、信じて精進しようっと。
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