ひな菊の丘から

脇山さとみ作陶展『古今往来』@佑英

カオリンこと帽子ストール作家の田中香織さんの三人展に、このギャラリーにお邪魔した時知り合った、脇山さとみさん。少しお喋りしただけだったが、お人柄にもその作品にもとても興味を惹かれ、京都での作品展にお邪魔した。その時の様子はこちらに。

夕方からのライブに間に合うように、と時間調整して出かけたのだが、思ったより長居してしまった・・・。居心地良すぎ。

到着して、外の看板を撮っていたら、

中からこちらを見てる人が。ギャラリーのT子さん。カオリン帽子を被って行ったので、「え?誰?」と思っていたそう。早速中に入りじっくり見せていただく。写真も撮っていいよ、と行ってもらったのでもれなく撮れたはず。

入り口横の窓から外に向けてアピールする小さい人たち。あ、内側向いてるけど。蓋つき小物入れもある。

今回、赤が印象的だった。青海波の下に丸の文様(何ていうんだろう?)のシリーズ、左の小さい人の表情がかわいい。

大きな作品が壁にいくつも飾ってあった。絵皿、ではなくて絵鉢、なんだとか。もちろん使ってなんぼ、料理を乗せてつかえるそうだ。この絵鉢で世界旅行ができる。

ポリネシアかな

少し昔のイメージ

これも昔のポルトガルとかかな。南蛮、って感じ。

アラブの偉い人?

う~ん、イメージできない。持ってるのは杖?武器?武器っぽくはないのでやっぱり杖かな。

仙人が活躍してた頃の中国かな。

どこと特定できないけど、すごく異国情緒にあふれていて想像力をかきたてられる。

大きな水差しもすてきだ。口の形がいいな。

蓋物もいくつかあった。すてきなのだが、我が家の食器棚では管理が難しそう。あと、これは全ての器に当てはまることだが、欠けないように使ったらすぐ洗って片付けないといけない。主婦にとっては困ったちゃんの器、ではある。でもすてきなんだなあ・・・。左手前の小さい器も欲しかったけど今回はがまんした。

水差しのテーブルを別角度から。ここの赤も目を惹く。梅の模様の蓋物、手前の山と赤い人たちを描いた器は、深さのあるお皿で、両面使えるそうだ。こちら側は平たいお皿として、ひっくり返すと汁気のあるものも入れられる。いやしかし・・・こんなお皿に何を盛り付けよう、それが問題かも。

しまった、これ開けてみれば良かった。多分左のお爺さん?のも、右の二つも小物入れになっていると思う。脇山さんの作品は、人物の描き方も特徴的だ。

真ん中のもそうだな。

湯呑もひとつずつ柄が異なる

左の四角は箸置き、私もひとつ持ってる。

台付きの大皿、模様が緻密

上から撮ってみた。お花みたいな小皿の下の口つきのお猪口みたいな器も、欲しいな、と思ったのだが悩んだ挙句別のものにした。

小皿も色々、奥の蓋物は松の形でおめでたい感じなので、オーナーT子さんは、お孫ちゃんのおせち料理の盛り付けに使われたそう。幼いころからこんな素敵なうつわで食事したら、どんな子に育つのだろう。

これはものすごく存在感のある大きな器だった。

内側はこんな感じ。細部にまで手を抜かない、って言うか、多分手を抜けないたちなんだろうな、さとみさんは。

手前のお皿たちも一つずつ、形も違うし描かれている世界も違う。

奥に入って、棚の中の作品も色々見せてもらった。そこの写真は撮るの忘れた・・・。でも、初日なのに既にいくつも売約済みになっていて、私の先客の(カオリンのお友だちだそうだ)方は大量にお買い上げされていた。

座ってどうぞ、と勧められたのはビール!遠慮せずいただいた。焼き豚と柿の葉寿司も。

T子さんのSNSでいつも見てるので、知り合いみたいに挨拶しちゃったY子さん。実はカオリンの和歌山での展示会で実際にお会いしてたので、ま、いいか。

ご馳走さまでした。重たいお尻を上げてギャラリーを後にする。多分、初日に行ってよかったはず。だってどんどん作品はなくなっていくだろうから。

私が連れて帰ったかわいこちゃんはこのふたつ。右のお皿は、道化師みたいな子がめちゃ気に入ったので。左は徳の高い天使が描かれているらしい。

裏もすてきなのだ。

佑英のT子さん、脇山さとみさん、ありがとうございました。

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