どうやら本当にカタタは地震が苦手

今思えば、給湯器が２日前に壊れたのは予兆だったのだわ！

お出かけの予定は、ガス屋さんの取り付け工事で、出るに出られず
パン屋に行けば、なぜか早じまいで商品はなにもなく、
さぁ出かけようと支度をすれば、妙に宮次郎に甘えられ。。

うちのあたりでは下からどどどどどんっとダンプがすぐ横の路を走るような
地響きが何回かあって、その後に大きく揺れた。そんなに長くないその間に
ワタシは一番平面度の高いところを探して腹這いになった（猫よりも早く）
オッソロシイのは、まだ揺れが残ってる最中に、窓の外から聞こえた
「もっかい揺れねーかなー。」バカめ！

しばらくして、外に出ると、鳥も虫もいなくて飼い犬がひゃんひゃん言ってて
救急車の音が遠くでしてる。つい、空を見上げて異常がないか確かめる。

なんだか家にいても落ち着かないし、当初の予定どおりお出かけしようと。
まさか営団線があんなに長く止まってるなんて思わず、道ばたで待ったり
してみたが、待つってのもやっぱり苦手で目的の方向に向かって歩き出した。

タクシーはいつもよりグンといて、しかも皆乗車中。ああ、地震の時に
花火の仕込みをしていた人は恐かったろうな。今日は花火はあがるんだろうか？
ゆっくりゆっくり歩いていく。もう空は夜。途中の駅で、警察の人がたっていた
「都内はほぼ全滅だよぉーまだ営団は特にねー」妙に高揚した声。
さらに、のっこのっこ歩いてると、遠くにＪＲのホームが夜にうかんでいる。
いつもと違う光景。電車がやけにゆっくり停車している。ああああ、怖さ倍増。

怖さを忘れるために歩いてるのか、目的地にむかいたいのか、死ぬときは
どうしようとか、こんなに地震苦手だったけかと思ったり、今地震にあった
何千人かの人はどういうことを考えているんだろうと想像したり、
神戸や北海道の人はもうそんなどころじゃなかったんだ。
この道に今車が走っているけれど、これが人の波になるんだとか、、

５キロくらい歩いて、友達の車で川崎のほうまでホルモンを食べに行き、
２時間待ちで。たらふくたらふく詰め込んで、帰って寝た。起きなかった。