佳菜子が逆転優勝!ファイナル進出決めた/フィギュア(サンケイスポーツ) - goo ニュース
佳菜子、逆転初V「真央ちゃんに近づけたかな」(スポーツニッポン) - goo ニュース
もう、先週初めの事だから、全くタイムリー性は失っているけれど、ちょっとびっくりはしたので、取り上げることにした。
NHK杯でシニアデビューして3位となり、表彰台を確保した「氷上のあやや(松浦 亜弥)」こと、村上 佳菜子 選手。
この御方は、村上選手が「坂本 冬美」に見えたらしい(笑)。
まぁ、そう見えなくもないけれど、私には、最初の「あやや」の印象が強いので、やっぱりそっちに似ているかなぁ…と。
まぁ、それはともかくとして、あっという間に「勝って」しまったのだから驚いた。
以下に、リンク先の記事(スポーツニッポンの方)を全文引用して紹介する。
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真央に並んだ!フィギュアスケートのGPシリーズ第4戦、スケートアメリカ最終日は14日、米オレゴン州ポートランドで行われ、女子フリーで村上佳菜子(16=中京大中京高)が、自己最高の110・18点で2位となり、ショートプログラム(SP)の2位から逆転してGP初優勝を飾った。第1戦のNHK杯で3位に入った村上は、浅田真央(21=中京大)に並ぶシニアGP2戦目での最速優勝でGPファイナル(12月9日開幕、北京)出場権も獲得。SP1位のカロリナ・コストナー(23=イタリア)のミスにも助けられたが、期待の星が早くもタイトルを手にした。
リンクから控室に戻る途中、村上は潤んだ目元を左手でぬぐった。「まさか110点が出るとは思わなかった。優勝も、本当かどうか分からなかった」。シニアGPデビュー2戦目で最速優勝。子供のころから同じリンクで練習し、あこがれた浅田に並び「真央ちゃんに少しは近づけたかな」と16歳の笑顔を見せた。
初優勝は運もあった。苦手の3回転ルッツでエッジのミスをし、3回転フリップは1回転になった。3回転ループも着氷で手をついた。だが、それを補う表現力が村上の武器だ。演技点だけならコストナーに次ぐ2位。そのコストナーがジャンプでミスを連発し、優勝が転がり込んできた。
フリーの110・18点と合計の164・93点はともに自己最高。山田満知子コーチは「佳菜子も他の選手もパーフェクトではなかった。有頂天では喜べない」と話したが「それでも優勝できたことを自信につなげてほしい」と評価する。まだ、16歳。運があったにしても、優勝すること自体に大きな意味があった。
昨季のジュニア世界選手権を制し、今季からシニアデビューした。「白鳥の湖」のゆったりした演技でジュニア女王となったが、シニア転向を前に夏の合宿でメリハリのある「マスク・オブ・ゾロ」をとことん滑り込む村上の姿があった。
複雑で細かいエッジワークを駆使したストレートラインステップ。正確なスケーティング。音楽との調和にもとことんこだわった。関係者が「16歳でなぜ、こんな難しいプログラムを」と絶句するほどの演技に挑戦することが、シニアに臨む村上の心構えだった。
女子では今季のGPファイナル出場権を最初に手にした。「優勝はうれしいけど課題はいっぱい。でも、自信はついたと思う。次に優勝するときは、他の選手がパーフェクトな演技をした中でしたい」。毎試合、緊張で泣きそうになるが「きょうは動ける緊張だった」とはにかめただけでも、16歳には成長だった。
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このアメリカ大会の優勝で、グランプリファイナル進出も決めてしまった。
今シーズンに限って言えば、村上選手の「憧れの先輩」である、浅田 真央 選手を上回ってしまった。
しかも、ほぼ同じような「シンデレラ・ストーリー」。ルックスも有名人に似ているというのも、スター性は十分。
「名伯楽」の山田 満知子 コーチの指導力ももちろんあるとは思うのだが、あまりにも成長が早すぎる。でも、それは女子フィギュア界の「層の厚さ」を証明した事でもあり、嬉しい悲鳴であることは間違いない。
ソチ・オリンピックまで、まだ3年もある。
一体、どれだけ強くなるのか、温かく見守りたい。
そして、翌週の今朝、中国大会でワンツーフィニッシュを決めた、安藤 美姫 選手と鈴木 明子 選手が、ロシア大会で、またしてもワンツーフィニッシュを決めた。
美姫、フリーで大逆転V!GP2連勝/フィギュア(サンケイスポーツ) - goo ニュース
特に、安藤選手。
背中に「傷」を負いながらも、逆転で2連勝。
トリノ・オリンピックの「不出来」で国内から強力なバッシングを浴びながら、次のバンクーバー・オリンピックで5位になり、エキシビションで滑ることもできたほどに「挽回」して、今や女子フィギュア界の「お姉さん」的な存在。
(それでも、年齢は、まだ22歳なのだから…。)
オリンピックの「挽回」が、よっぽど自信になったのか、細かいミスはあるけれど、大崩れすることがなくなり、これが高得点に繋がって、結果的に2連勝に至っていると思う。大変立派だ。
拠点を、モロゾフコーチ―の母国であるロシアに移して、この大会は安藤選手にとって「ホーム」同然。そこできっちり結果を残せたのは、相当な自信になったと思う。
鈴木選手も、大きな挫折(拒食症で、一時試合から遠ざかる時期があった)から、昨年の中国大会を制して、あっという間にトップに上り詰めたが、その勢いはどうも止まっていない。
問題は、フリーで予定している3回転のジャンプをしっかり跳ぶことだろう。
安藤選手に逆転を許したのも、3回転が1回転になってしまって、得点が稼げなかったこと。ここを修正すれば、暫くトップで戦えると思う。
何より、フィギュアを楽しんでいるところがこちらに伝わるのが、鈴木選手の持ち味だと思う。
この両選手も、この大会で早々にグランプリファイナル進出を決めてしまった。
女子は、この時点で、残る「切符」は、なんとあと1枚。
浅田選手が、「滑り込みセーフ」となるのかどうか。アメリカ国籍の日本人である、長洲 未来 選手もいるので、「最後の1枚」の争奪戦は、見応えありそう。
しかし、「氷上のあやや」が、この先どこまで輝きを放つのか、楽しみである。
佳菜子、逆転初V「真央ちゃんに近づけたかな」(スポーツニッポン) - goo ニュース
もう、先週初めの事だから、全くタイムリー性は失っているけれど、ちょっとびっくりはしたので、取り上げることにした。
NHK杯でシニアデビューして3位となり、表彰台を確保した「氷上のあやや(松浦 亜弥)」こと、村上 佳菜子 選手。
この御方は、村上選手が「坂本 冬美」に見えたらしい(笑)。
まぁ、そう見えなくもないけれど、私には、最初の「あやや」の印象が強いので、やっぱりそっちに似ているかなぁ…と。
まぁ、それはともかくとして、あっという間に「勝って」しまったのだから驚いた。
以下に、リンク先の記事(スポーツニッポンの方)を全文引用して紹介する。
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真央に並んだ!フィギュアスケートのGPシリーズ第4戦、スケートアメリカ最終日は14日、米オレゴン州ポートランドで行われ、女子フリーで村上佳菜子(16=中京大中京高)が、自己最高の110・18点で2位となり、ショートプログラム(SP)の2位から逆転してGP初優勝を飾った。第1戦のNHK杯で3位に入った村上は、浅田真央(21=中京大)に並ぶシニアGP2戦目での最速優勝でGPファイナル(12月9日開幕、北京)出場権も獲得。SP1位のカロリナ・コストナー(23=イタリア)のミスにも助けられたが、期待の星が早くもタイトルを手にした。
リンクから控室に戻る途中、村上は潤んだ目元を左手でぬぐった。「まさか110点が出るとは思わなかった。優勝も、本当かどうか分からなかった」。シニアGPデビュー2戦目で最速優勝。子供のころから同じリンクで練習し、あこがれた浅田に並び「真央ちゃんに少しは近づけたかな」と16歳の笑顔を見せた。
初優勝は運もあった。苦手の3回転ルッツでエッジのミスをし、3回転フリップは1回転になった。3回転ループも着氷で手をついた。だが、それを補う表現力が村上の武器だ。演技点だけならコストナーに次ぐ2位。そのコストナーがジャンプでミスを連発し、優勝が転がり込んできた。
フリーの110・18点と合計の164・93点はともに自己最高。山田満知子コーチは「佳菜子も他の選手もパーフェクトではなかった。有頂天では喜べない」と話したが「それでも優勝できたことを自信につなげてほしい」と評価する。まだ、16歳。運があったにしても、優勝すること自体に大きな意味があった。
昨季のジュニア世界選手権を制し、今季からシニアデビューした。「白鳥の湖」のゆったりした演技でジュニア女王となったが、シニア転向を前に夏の合宿でメリハリのある「マスク・オブ・ゾロ」をとことん滑り込む村上の姿があった。
複雑で細かいエッジワークを駆使したストレートラインステップ。正確なスケーティング。音楽との調和にもとことんこだわった。関係者が「16歳でなぜ、こんな難しいプログラムを」と絶句するほどの演技に挑戦することが、シニアに臨む村上の心構えだった。
女子では今季のGPファイナル出場権を最初に手にした。「優勝はうれしいけど課題はいっぱい。でも、自信はついたと思う。次に優勝するときは、他の選手がパーフェクトな演技をした中でしたい」。毎試合、緊張で泣きそうになるが「きょうは動ける緊張だった」とはにかめただけでも、16歳には成長だった。
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このアメリカ大会の優勝で、グランプリファイナル進出も決めてしまった。
今シーズンに限って言えば、村上選手の「憧れの先輩」である、浅田 真央 選手を上回ってしまった。
しかも、ほぼ同じような「シンデレラ・ストーリー」。ルックスも有名人に似ているというのも、スター性は十分。
「名伯楽」の山田 満知子 コーチの指導力ももちろんあるとは思うのだが、あまりにも成長が早すぎる。でも、それは女子フィギュア界の「層の厚さ」を証明した事でもあり、嬉しい悲鳴であることは間違いない。
ソチ・オリンピックまで、まだ3年もある。
一体、どれだけ強くなるのか、温かく見守りたい。
そして、翌週の今朝、中国大会でワンツーフィニッシュを決めた、安藤 美姫 選手と鈴木 明子 選手が、ロシア大会で、またしてもワンツーフィニッシュを決めた。
美姫、フリーで大逆転V!GP2連勝/フィギュア(サンケイスポーツ) - goo ニュース
特に、安藤選手。
背中に「傷」を負いながらも、逆転で2連勝。
トリノ・オリンピックの「不出来」で国内から強力なバッシングを浴びながら、次のバンクーバー・オリンピックで5位になり、エキシビションで滑ることもできたほどに「挽回」して、今や女子フィギュア界の「お姉さん」的な存在。
(それでも、年齢は、まだ22歳なのだから…。)
オリンピックの「挽回」が、よっぽど自信になったのか、細かいミスはあるけれど、大崩れすることがなくなり、これが高得点に繋がって、結果的に2連勝に至っていると思う。大変立派だ。
拠点を、モロゾフコーチ―の母国であるロシアに移して、この大会は安藤選手にとって「ホーム」同然。そこできっちり結果を残せたのは、相当な自信になったと思う。
鈴木選手も、大きな挫折(拒食症で、一時試合から遠ざかる時期があった)から、昨年の中国大会を制して、あっという間にトップに上り詰めたが、その勢いはどうも止まっていない。
問題は、フリーで予定している3回転のジャンプをしっかり跳ぶことだろう。
安藤選手に逆転を許したのも、3回転が1回転になってしまって、得点が稼げなかったこと。ここを修正すれば、暫くトップで戦えると思う。
何より、フィギュアを楽しんでいるところがこちらに伝わるのが、鈴木選手の持ち味だと思う。
この両選手も、この大会で早々にグランプリファイナル進出を決めてしまった。
女子は、この時点で、残る「切符」は、なんとあと1枚。
浅田選手が、「滑り込みセーフ」となるのかどうか。アメリカ国籍の日本人である、長洲 未来 選手もいるので、「最後の1枚」の争奪戦は、見応えありそう。
しかし、「氷上のあやや」が、この先どこまで輝きを放つのか、楽しみである。