夢の力こぶ 北島康介とフロッグタウンミーティング (角川つばさ文庫)北島 康介角川グループパブリッシングこのアイテムの詳細を見る |
どうしちゃったんでしょうかねぇ。
あれほど本を読まない私が、「読書魔」になってしまったとは…自分でも不思議に感じます。
(でも、多分「三日坊主」になっちゃうんだろうけれど…。)
この本も、東国原 宮崎県知事が著した本と一緒に、家内が図書館から借りてきたものです。
一気に読めました。
ひらがなを「習いたて」の小学生の低学年の児童でも読めるように、全ての漢字に「ルビ」をつけた配慮もされていました。
というのも、著者である水泳の北島 康介 選手が、2004年から始めた『フロッグタウンミーティング』と題して、小学校を訪問して「授業」をしているからでしょうね。
率直な感想…。
面白かったし、基本的に一芸に秀でた人と言うのは、「きっかけ」があって、「目標」を設定し、それを「必ず達成する」という集中力とゆるぎない信念がある…ということが、この本にも書かれていました。
基本的に、東国原知事と同じ。
凄いなぁ…と、思う。
違うところと言えば、東国原知事は、やや「孤独」に自らの目標に挑み、それを達成した一方で、北島選手の場合は、家族をはじめ、小学生から、それこそ御爺ちゃんや御婆ちゃんといった「多くの人達の応援」という後ろ盾があって、アテネオリンピックと北京オリンピックで、「金メダル獲得」という目標に挑み、達成しているところかなぁ…と。
東国原知事も、北島選手も、基本的に「目標」を立てたら、後は迷わずに「トレーニング(東国原知事の場合は、勉強)」に励んでいること。
これは何も、特別な人に与えられた能力ではなくて、実は誰でもできることなんだと…。
北島選手は、水泳を始めた頃は、そんなに目立った選手ではなかったそうです。
ですが、小学4年生の時に、当時高校生で、平泳ぎの日本記録保持者だった林 亨 選手との出会いが「きっかけ」で、「オリンピックで金メダルを獲得する」という目標を立てます。
その後は、本当に東国原知事とクオリティーは一緒で、自らに闘いを挑んでいます。
結局のところ…
「目標」を立てて、それを「達成」するために、何をどうすべきか…ということを行動として実現したら、「夢」は必ず叶う
ということになるのかぁ…と、感じましたね。
北島選手の泳ぎを見て、単に「凄げぇ~」なんて言っているうちは、「夢」なんて叶わない…ということですな。
さて、私も、「不惑」の年齢に「子供」のまま達してしまったので、何か目標を見つけなきゃ…。
でなきゃ、この不況の世の中の「渦」に巻き込まれちゃうだけだもの…ね。