Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

波紋広がる「検量違反」

2010-11-25 00:00:01 | 競馬
疑惑ムーア騎手、JRA緊急事情聴取で謝罪

このニュースの記事、以下に全文引用して紹介します。

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 JRAは17日、先週のエリザベス女王杯を勝った英国馬スノーフェアリー(エドワード・ダンロップ厩舎、牝3)にレース後の検量違反の問題があったことを発表した。

 レース終了後、ロビン・トレヴァー調教助手がスノーフェアリーの上腹帯(腹帯を固定するため上から巻く帯)を外し、ムーア騎手がそれを持たず検量を受ける姿がテレビ中継で映された。日本では前検量と同じ装具を持ち、後検量を受けることが義務づけられている。JRA職員の指摘で表彰式後にダンロップ調教師、トレヴァー助手に事情聴取を行った。

 ダンロップ師は「調教助手の判断で外したが、日本の規定に対する意識が低かった。申し訳ないと思っている」と話し、17日に事情聴取が行われたムーア騎手も「上腹帯を外したことには気づかなかった。私にも不注意があったので、今後は気をつけたい」と話した。

 事情聴取の結果、JRAは(1)重量をごまかす等の目的はなかった(2)レースは上腹帯を含めて装着しており、上腹帯は約100グラムで、後検量による失格や競走結果に重大な影響を与えることはなかった、の2点から「関係者の動機や対応も考慮して、差し支えのない程度」との判断で厳重注意処分とした。

 しかし「海外に遠征する際は、現地の規定を徹底的に調べるのは当然」と話す日本の競馬関係者もおり、公正競馬の観点からも、今回のJRAの裁定はもう少し厳しくてもよかったのではないか、との声も出ている。

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最近、Twitterを始めて、某トップ騎手の方をフォローさせていただいているのだが、そのトップ騎手が、『マイルCS』があったその日の夕方から、「先週の事で申し訳ないけれど」と前置きして、本件に関してツイートしていた。

そのトップ騎手は、相当腹にすえかねていたようで、憤りを隠せないでいた。

「日本だろうがどこだろうが、騎手を仕事にしている以上、これはありえない」
「日本のレースなのに、アウェーな感じがするのは、僕だけ?」

と、怒りを押し殺しながら、悲しげにツイートしていた。

確かに、故意ではないにしても、「暗黙の了解」で、「ワイルドワイド」で「ルール」となっているなら、何らかの制裁があっても良かったかもしれない。

外国馬が出走できるレースなら、そのレースに出走する馬も「世界基準」でレーティングが出る。そのレースが日本で行われようと、どこで行われようと全く関係なく、「ワールドワイド」で叩き出される数字である。
つまり、今の時代は、日本の競馬場で行われるレースも、「ワールドワイド」で対等に評価されているというわけだ。

だからこそ、この騎手がその後ツイートした様に…

「僕は競馬が大好きでこの世界に入ってきた。だからこそ苦言を呈して、ファンの皆様に応援していただけるような競馬をしなければならないと思っているだけ。正々堂々と。人間のやることだから間違いもあるし、自分も失敗する。みんな同じルールで!」

というのは、説得力をとても持つように思う。

これでは、「国際レース」であっても、諸外国から…

「日本は制裁が甘いから、ちょっとラフプレーをしてもセーフになるぞ。賞金稼ぎにはもってこいかも」

などと、足元を見られても仕方がない様に感じる。そうでなくても、日本のレースの賞金は、比較的高い部類に入るのだから。

レースに騎乗する以上、レース中に何が起こるか分からない。
ただ、「ルール無視」では、あまりにも危険が大きすぎる。

この問題、そんなに表立っては大きく報じられてはいないが、トップ騎手が疑問を呈したという意味では、その世界では大きな出来事になるかもしれない。

競馬が「スポーツ」である以上、ルールは守られ、それに逸脱したら、制裁を科すのは致し方ない様に、個人的には思う。

トップ騎手の思いが、主催者であるJRAのトップスに届き、「襟を正す」「毅然とした態度で制裁を科す時は科す」きっかけにはなって欲しいと思っている。

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