Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

『第30回 ジャパンカップ』 レース展望

2010-11-28 00:00:01 | 競馬
今日、東京競馬場芝コース2,400mで行われる、『ジャパンカップ』。

レース創設当時は、「どう頑張っても日本の馬が勝てない」という時期が続いたけれど、ここ近年は、日本馬の活躍が目立つ国際GIレース。
随分前になるけれど、レガシーワールドが人気薄で勝ってから、どうも日本馬にフォローの風が吹き始めて、それに乗っている様な感じだ。

今年も、本当に強い外国馬の参戦がないので、「ホーム」で戦える日本馬が優勢との下馬評がある。

特別鼻を切ってどうにか…という馬もいないので、展開が読みにくいが、以下のフォーカスで攻めてみようと思う。

◎ブエナビスタ(16番)
○ナカヤマフェスタ(11番)
▲ローズキングダム(6番)
△シンゲン(4着)
△ヴォワライシ(1番)
△ジョシュアツリー(12番)
△ジャガーメイル(8番)
△オウケンブルースリ(14番)
△メイショウベルーガ(13番)

まで。

いつも付けている「☆」は、敢えて今回はなしとしたのは、馬券作戦上やむを得ず。

◎のブエナビスタは、前走の『天皇賞(秋)』が「大楽勝」と言っても決して過言ではない、「規格外」の内容だった。もはやケチの付けようがない、ほぼ「完璧」な内容で、崩れることはまずないと見ている。
もし何かがあるとしたら、想定外の「レース中の故障」か、前を内斜か外斜されたことによる「大きな不利」位だろう。もし、その「何か」が起こってしまったら、潔く「投了」だ。

距離も問題ないし(そりゃそうだ。父は『天皇賞(春)』を勝っている馬だし、母も『東京優駿』に挑戦した程の良血馬だ。)、脚質もすっかり「自在」に変身して、何でもできる器用さを兼ね備えたし、自分の力で勝つことを知っている。鞍上もフランスの名手C.スミヨン 騎手で変わらないのだから、死角はほぼない。

10年周期で、日本の競馬界は、新たな歴史が作られている様な気がするが、私の中でも屈指の名馬であるテイエムオペラオーが、『天皇賞(秋)』『ジャパンカップ』『有馬記念』を含む、1年を通して全勝して、ボーナスを獲得してから、実は今年でちょうど10年。新たな歴史が作られる舞台も揃った感だ。

管理する松田 博資 調教師も「年度代表馬を狙っている」と豪語なさっているが、多分そうなるだろうと思っている。
したがって、ここは負けられないだろうし、負けないであろう。

○のナカヤマフェスタは、『凱旋門賞』2着の実績を評価して抜擢した。

元々、国内でも将来を嘱望されていた馬が、『宝塚記念』でその才能が開花した。
厩舎の「先輩」のエルコンドルパサーが、同じレースに挑戦して2着だった時とは、メンバー的にもやや「楽」だったし、『ジャパンカップ』と『凱旋門賞』の相性が芳しくないという懸念はあるものの、タフなレースで勝ち負けになる2着だったのは、素直に評価できる。
能力を出し切れば、ここでもブエナビスタと接戦、あるいは『宝塚記念』の再現も当然あり得る。

▲のローズキングダムは、3歳牡馬の中で、最も順調に大きいレースを使う事ができ、人気を背負うプレッシャーの中で戦ってきた「プライド」みたいなものが勝っている様な気がする。

スローペースであれば、末が切れる脚を使って追い込みもできるし、平均~ハイペースでも、好位差しができる。『神戸新聞杯』の様なレースができれば、馬券対象内に十分食い込めると見た。
前走の『菊花賞』は、鞍上の武 豊 騎手が大事に乗りすぎた感がある。「勝ち星を落とした」が、しかし「負けて強し」を印象付けた。
ここは「挑戦者」の気持ちで攻めてくれば、一生懸命走るタイプに見えるので、能力を発揮できる気がする。頑張って欲しい。


このレースは、ブエナビスタのほぼ「人気一本被り」で、これが崩れると、たちまち配当が高くなるが、後は大混戦なので、的中させるのは至難の業と見て、馬券はこの3頭に集中して、あとは「夢を買う」気分で少しだけ投資する程度に留める。

その「ヒモ」の候補として、△を6頭程挙げた。

最も「一発」があると思っているのが、シンゲン。

『天皇賞(秋)』が、ほぼ見せ場がない6着だったが、逆に負けすぎなかったのが好材料。
馬は7歳と、メンバー中最も「お兄さん」だが、あまり使われていない分、底見えしていない気がする。
鞍上が藤田 伸二 騎手というのも「一発」があるだけに軽視禁物。フサイチコンコルドで大変良い思いをさせていただいているので、ここも警戒。

外国馬は、多分、ジョシュアツリーが、ファンに最も評価されると思われるので、チェック程度には頭に入れておく必要がある。
むしろ「一発」があると思われる外国馬は、急遽参戦を決めたイタリアのヴォワライシ。
急遽このレースを「使う」と決めたからには、何かがあると見る。
オーナーサイドとの契約がある関係で、ヴィクトワールピサから「降り」て、こちらに「乗る」事になったM.デムーロ 騎手というのも、何とも不気味だ。

日本馬では、他に…

人気を大きく落としそうなジャガーメイル…
(ただ、『天皇賞(春)』を勝った時のC.ウイリアムズ 騎手が来日しているのに、R.ムーア 騎手を乗せているという意味があまり良く分からない。『宝塚記念』8着惨敗で、「クビ」にしたのだろうか?)

調教が「さっぱり」で、本当は使うべきではないと思うが、コスモバルクをこのレースで馬券対象内に持ってきた、不気味極まりないC.ルメール 騎手を鞍上に迎えたオウケンブルースリ…

前日の『京阪杯』できっちり勝って、ここで「一発を狙う」と宣言した、追って味がある池添 謙一 騎手が鞍上のメイショウベルーガ…
(でも、本当は、『エリザベス女王杯』完敗の内容から無印にしたいが、鞍上がノリ始めたので…。)

以上の3頭を「一発」警戒のため、△とした。


無印とした日本馬について少し触れる。

ヴィクトワールピサは、鞍上が非常に不安。M.デムーロ 騎手を急遽手放す事になったのが痛打(もちろん、デムーロ騎乗なら印を付けたが…)。

ペルーサは、「ゲートを無事に出ること」という条件付きなのが、手を伸ばすのにはリスクありと見た。能力の高さは買うのだが、もう1つか2つ様子を見てから、この馬の馬券に手を染めたい。

エイシンフラッシュは、『菊花賞』のレース展望でも触れた様に、ローズキングダムよりも評価を良くする理由がないので。


馬券は、無理せず、むしろ「獲って損」を覚悟し、「回収率0%」を避ける作戦とする。

すなわち、◎の複勝式に集中投資。これで的中させる。
他は、◎から○▲へ流すワイド2点と、◎○▲の3連複1点の合計3点の中で、何か一つでも的中できれば(3連複が的中なら、全部的中だけど…)、今回は「御の字」位に構えたい。
高配当を望むなら、3連複◎○あるいは◎▲2頭軸で、シンゲン,ヴォワライシ,ジョシュアツリー,メイショウベルーガの4頭に流す、合計8点の馬券を、ほんの少し買う程度に留める(実際に買うかどうかは、直前まで悩むと思う)。

◎に「想定外」の事態が起こって飛んだら、先にも述べた様に、潔く投了。


ここに、レッドディザイアが出て、何か1頭が除外になっていれば、本当に日本馬は豪華メンバー。「有馬記念前哨戦」だったように思う。

節目の30回目の『ジャパンカップ』を制するのは、日本馬か、外国馬か。
ブエナビスタが人気に応えるかどうか。

注目したい。
Comments (2)
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