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【030】室生寺 宇陀

2012年02月19日 | 【 奈良の古刹 】

【030】室生寺

住所 宇陀郡室生村大字室生78
宗派 真言宗室生寺派大本山
山号 宀一山(べんいち)
開山 賢(けんきょう) 役小角(草創)弘法大師(中興)
本尊 釈迦如来(金堂)如意輪観音(本堂・灌頂堂)
  
国宝 金堂、本堂、五重塔 板絵着色伝帝釈天曼茶羅 木造釈迦如来立像
   木造十一面観音立像 木造釈迦如来坐像
重文 弥勒堂、御影堂、納経塔、五輪塔 木造薬師如来立像 木造地蔵菩薩立像
   木造文殊菩薩立像 木造十二神将立像 木造弥勒菩薩立像 木造如意輪観音坐像


 山門をくぐると石の階段の脇に満開の石楠花が迎えてくれた。階段の上には金堂の屋根が見える。室生の山は、檜の皮でできた屋根を維持するために檜をたくさん植えられている。台風で五重塔が壊れたときは、この檜の皮がたらず全国から集められたと聞きます。
 金堂正面に釈迦如来、左右に文殊菩薩と薬師如来、更に、十一面観音菩薩と地蔵菩薩。その前に十二神将。かつては、本尊が薬師如来だったことが分かります。しかし、今の薬師如来は本尊釈迦如来に比べてうんと小さい。別に大きな薬師如来があったのか。または、この薬師如来が正面で厨子に入っていたか?
 金堂横に軍茶利明王の石仏。弥勒堂には釈迦如来座像と弥勒菩薩。この釈迦如来は、正面と横顔が違った雰囲気をかもしている。横顔を拝することができませんが、ポスター等でよく紹介されています。横顔が京都広隆寺の弥勒菩薩とよく似ているのです。
 石段を上がり、本堂如意輪観音を拝します。大阪の観心寺如意輪観音とよく似た感じですが、色は殆どはがれて漆がそのまま出てしまっています。室生寺、観心寺、西宮の神呪寺が如意輪三観音です。
 これほどの寺で真言宗室生寺派大本山にありながら、大日如来が何処にもないのです。唯一奥の院に御影堂があり御大師様がおられます。しかし、この奥の院がきつい石段が延々と続きます。こちらの体調によっては地獄も見ます。奥の院位牌堂の舞台を回ると白の藤の花の間から室生村を一望できます。

御詠歌

 

我が身をば 高野の山に とどむとも

心は室生に 有り明けの月

    
奥の院

  


室生寺如意輪観音

日本三如意輪

【355】神呪寺 西宮市

【149】観心寺 大阪 河内長野市

 

 五重塔

軍茶利明王石仏

 

奥の院




石楠花の世界

 

 

2010.05.01

  

 

 


(補足) 【神社】龍穴神社 室生

冬の室生寺


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