【010】浄瑠璃寺
住所 京都府加茂町西小礼場40
宗派 真言律宗
山号 小田原山
開山 義明上人
本尊 阿弥陀如来
国宝 本堂(九体阿弥陀堂)、三重塔 木造九体阿弥陀如来坐像 木造四天王立像
重文 木造阿弥陀如来坐像 木造吉祥天立像 以上(秘仏) 木造地蔵菩薩立像 木造不動明王像など仏像8躯
三女の娘が超未熟児で生まれてきた。妊娠中毒症により母子ともに危険になってきたので早産させた子です。保育器にこそ入らなかったが、それはそれは小さな子だった。鳴き声も弱々しくちゃんと育ってくれるのだろうかと心配でした。そこで、浄瑠璃寺の九体の阿弥陀仏に守られて育って欲しいと三女を「瑠璃」と名付けした。
別名「九品寺」つまり九体の阿弥陀仏がずらり鎮座しておられ、真言宗の寺と言うより浄土宗かと思える寺になっています。極楽浄土をうたう平等院鳳凰堂のような伽藍になっています。池を挟み西方に阿弥陀如来の浄土を表し、一方、対岸(東)に三重塔があり薬師如来が安置されています。元々庶民は、こちらから対岸の本堂の阿弥陀如来を拝するものであったらしい。直接拝することができなかったようです。特別な日の夜、ライトアップされると阿弥陀仏が池に映り美しい姿を拝することができます。我が家の菩提寺である西大寺(真言律宗)の末寺とは思えない。浄土宗である平等院の末寺とも思える伽藍が多少の違和感があります。宗派にこだわらなければ花の美しい寺として、参道に馬酔木の並木と山門左手前のハクモクレンがあり美しい白い花を咲かせています。唯一真言宗らしさのあるのが奥の院不動明王。本堂のとってつけたような不動明王より良い。その道のりが田舎道で、石仏群の道と違って蛇の出そうな道の末に出会う不動明王だからこそ良いのかも知れません。
また、昔の日本女性としての美人吉祥天が厨子に入っておられ、華麗な色彩にふくよかな顔立ちが幸福を呼ぶ女神にピッタリです。
御詠歌
末の世に 救いの誓い たのもしく
小田原山の 清めの薬師
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本堂 三重塔
池 磨崖仏三仏
大門の磨崖仏
大門の 若葉映えりし 磨崖仏
阿弥陀の谷に シャガの花咲く
大門の地蔵 首切り地蔵(十一面観音菩薩)
ねこ3景
凄く澄んだ響きそのままの心をもった聡明なイメージもたさせる名前。
大切なお嬢さんなんですね。
浄瑠璃寺のライトアップ。
写真集で見て、行ってみたいと思ってますが、それはいつでしたっけ?
秋でしたよね?
猫ちゃんには会ったことないなぁ~
いつもはいないのかな 残念。
何があろうとも大丈夫です。
それに 末っ子は強いですからね。
猫は 大門の磨崖仏へ行く途中にたくさん居ますよ。