【乗鞍本宮】岐阜県
住所 岐阜県高山市丹生川町岩井谷字乗鞍岳1224
主祭神 天照皇大神・五十猛大神・於加美大神・大山津見大神
御神体 乗鞍岳
乗鞍岳は、中部山岳の飛越国境に聳え、主峰を剣ケ峰と称し、海抜3026Mで本宮が鎮座され古来霊山で、乗鞍大権現の神体山と仰ぎ、山麓四方の信仰が厚く、別名を鞍ケ嶺.愛宝山とも言い、貞観の昔紫雲三度棚引云々と日本書記にも見らる、位山とは正に是れならん。養和元年、木曽義仲の臣、飛騨国を観察のため屡登山した、其の際社殿を創建し黄金の神像を奉安せしと云い伝う鞍ケ嶺神社があった、神名をもって山名.湖名となし、権現ケ池、大丹生ケ池、亀ケ池.鶴ケ池には霊水を湛え、雨乞.祈晴に霊驗があると称される、これらの水は、丹生川及び阿多野川の本流となり、北流して神通川、南流して飛騨川となる。またその流域には里宮として、式内槻本神社.御崎神社等の古社を初め、分社伊太祁曾神社を祀る事数十社にも及んでいる。