【004】長谷寺 西国8番
住所 桜井市初瀬731-1
宗派 真言宗豊山派総本山
山号 豊山
開山 道明上人
本尊 十一面観世音菩薩
国宝 法華経、観普賢経、無量義経 阿弥陀経、般若心経など全34巻 銅板金剛力士像
重文 仁王門、登廊 蔵王堂、鐘楼門 木造十一面観音立像 木造地蔵菩薩立像 木造不動明王坐像など
西国番外札所法起院の徳道上人をお参りし参道をすすむと、西国8番長谷寺の山門に着きます。山門から400段の登廊を上ります。両側に牡丹が植えられていて、花の時期には休み休み登るにちょうどいい鑑賞対象になります。
本堂には、身の丈10メートルの十一面観世音菩薩がどかんと安置されています。右手に錫杖を持ち岩座の上にお立ちになっておられます。お地蔵様の形ですが観音様なんですね。私の父が言うには「手が膝より下まである」ほんまかいなと何度も注意して見ていますがなかなか確認できない。寄木造りとは言えこんなでかい観音様をここまで持ち上げたのは大変だったと思います。
清水寺のような舞台があり、初瀬の村を一望できます。舞台から見た4月の桜がまた美しい。五重塔から登廊とは違った道を下ります。途中、根来寺の開祖興教大師堂があります。長谷寺と根来寺の関係は、秀吉の紀州攻めに関わります。次回、根来寺縁起で話しましょう。
さて、この宇陀地区には、大宇陀の又部衛のしだれ桜、あきのの湯があります。伊勢街道を上がると東吉野に「やはたの湯」、「かたすみの湯」があります。
(参照 【005】根来寺 和歌山 【299】智積院 京都東山 )
御詠歌
いくたびも 参る心は初瀬寺
山も誓いも 深き谷川
開山堂
山門
回廊 と 本堂
舞台
舞台から見た五重塔
回廊横の蓮
長谷寺能満院
本尊 日限地蔵尊
御詠歌
世の人の よろづの願い 日を限り 満て給ふこそ 尊とかりけり
【番外】法起院 奈良初瀬 (参照 西国巡礼 )
御詠歌
極楽は よそにはあらじ わが心
おなじ蓮の へだてやはある
法起院山門