【569】神蔵寺 亀岡市
住所 京都府亀岡市稗田野町佐伯岩谷ノ内院ノ芝60
宗派 臨済宗妙心寺派
山号 朝日山
開山 伝教大師
本尊 薬師瑠璃光如来
重文 木造薬師如来坐像(秘仏)
備考 西国薬師43番・(別名)佐伯薬師
亀岡盆地の朝日山の東山麓に最澄が開基道場を開いたことに始まるとされています。仏堂伽藍塔頭が26院もあった大寺で源氏一門の崇拝が篤く隆盛を極めました。源頼光の帰依した寺と云われ、頼政も帰依の寺であった。
源頼政の挙兵のさい、三井寺(園城寺)の挙兵に参加、敗戦により、平氏により所領没収されて堂宇は荒廃した。天台宗達玄僧都により僧舎を再建し、女人禁制を解いて丹波随一の名刹に復元された。
明智光秀の丹波平定ために兵焚に罹り一宇を残さず焼亡。ご本尊は信者達によって山中に隠され難を逃れた。後に浄土宗光明寺派の願西法師が本堂及び阿弥陀堂、鐘楼を再建し現在の本堂はその当時のものといわれている。
亀山城主松平伊賀守忠昭が臨済宗妙心寺派の高僧高隠玄厚を請じて中興、依頼継承されて今日に至っている。
御詠歌
朝日山 茜さしいずる かけそいて
大悲の誓い 広き道しば