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世界の艦船 特集・強襲揚陸艦  2020年12月号 

2020年11月14日 | 読書

12月号の特集は強襲揚陸艦です、10月増刊号ではアメリカ揚陸艦史がありましたので、

この二冊を読めばよくわかります。

どちらにしても強襲揚陸艦についてはアメリカ揚陸艦史でもあります。

今回の特集も特に目新しい事項はありませんが、運用方法が変わってきており、

強襲揚陸艦での行動としては人道援助や災害派遣に用いられる多目的艦として、

いわゆる戦争以外の軍事作戦は戦争ではない状況における軍事作戦を指すものです。

MOOTW(Military Operations Other Than War)と呼ばれており、

グローバル化とマルチハザード化の進展を受けて、近年、非常に注目されている概念です。

ですので、第二次世界大戦時のような大掛かりな上陸作戦は現時点では不可能であり、

現在保有している国も同様の作戦行動を示しています。

日本においても現状のおおすみ級では課題が多く、新造が待たれます。

違うのはアメリカ海軍です、各種艦艇、数量の面において他国を圧倒しています。

それに並ぼうとしているのは中国海軍ですが、ノウハウとスキルがありません。

アメリカ海軍も強襲揚陸艦を空母の補完として利用しようとしましたが、

アメリカ海兵隊からウォルドッグは必要との要請がありアメリカ級フライトⅠから復活します。

今回の特集で目を引いたのは井上孝司氏の強襲揚陸艦のメカニズムです、

多目的艦として構造は複雑であり、各国も何を主幹としているかにより構造が変わります。

その他では川崎豊彦氏による新型コロナ禍中のクルーズ船 現状リポートです、

この中で、船の空調システムについて書かれています、最新鋭の空調システムであれば、問題ないとことですが、

ダイヤモンドプリンセスでは客室から廊下側に排出している事項がどうなっているのか気になりました。

それと自然換気の重要性が抜けている点についてもどのような運用方法を考えているのか気になりました。

日本に配備されているアメリカ海軍の強襲揚陸艦

 

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