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世界の艦船 2021年 4月号

2021年03月09日 | 読書

世界の艦船 2021年 4月号 通巻945号の

特集は中国海軍です。

中国政府は、今月5日から始まった全人代=全国人民代表大会でことしの予算案を明らかにし、

このうち国防費はことしもさらに増大し、去年に比べて6.8%多い日本円で22兆円余りに上るとしています。

拡大を続ける中国海軍についての本が各方面から出版されています。

特に衝撃だったのが、ドン・ヨシハラ著「中国海軍VS.海上自衛隊」です。

開戦から4日以内に尖閣諸島を奪取⁉の見出しが躍っています。

特集でも香田洋二氏が解説されています、元々から海上自衛隊と中国海軍とでは戦術が違っているので、

同じ土俵で戦うわけではないのですが、対応策は必要であり、費用対効果を考えるのであれば、

監視体制の強化が必然であることは皆さん同様と思います。

今回の特集では最新の096型戦略原潜、003型空母、055型駆逐艦、

075型強襲揚陸艦、901型補給艦について各氏が解説されています。

特に目新しさはありません、何せ相手からの情報開示がないので、推測に頼るしかありません。

しかし、この増強はアメリカ海軍も太刀打ちできない勢いですが、

096型戦略原潜については苦戦している様子がうかがえます、

アメリカもロシアも原潜について機密保持が厳格であり、簡単に情報収集が出来ないのではないかとおもいます。

特に原子炉のノウハウは簡単に習得出来ないと思います。

井上氏は中国海軍の艦載兵器について別の視点から解説されておられ、HHQ とか YJ とかの由来については知りませんでした。

艦載兵器については全て各国のコピーであることには今さらながら基礎能力がないことが分かります。

連載されています、多田智彦氏の「現代の艦載兵器 〈第16回〉新型兵器 その1」

では電磁レール砲と高出力マイクロ波兵器/電波兵器については各国の現状が解説されていて、

自分ではよく理解していないことに気づきました。

実用化と運用についてはまだこれから課題は多いのではないでしょうか。

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