2021年11月号の特集は「新しい艦隊防空」です。
全体の構成は対艦弾道ミサイルと極超音速対艦ミサイル対イージスシステムです。
極超音速対艦ミサイルについては日頃から報道番組で取り上げられております。
しかしこの兵器についての詳細は明らかではありません。
特に制御方法についてロシア、中国が報道しているようにできているか疑問です。
能勢氏は極超音速でのデータ通信及び軌道修正方法について疑問を提示されています。
今回の特集で解説が今までの内容と重複しており、各国の艦隊防衛について比較、運用状況については的確な解説がありません。
「現代の艦載兵器 〈第23回〉レーダー その3」ともかぶります。
その中で井上氏の論説は的確であると思います。
自分は特にアメリカ海軍の空母打撃群での艦隊防衛についての運用方法について知りたかったのですが、どなたも論評はありません。
アメリカ海軍はNIFC-CA; ニフカで敵国の動向を察知して、CEC共同交戦能力で迎撃することで艦隊防空システムを運用していると思います。
通常、空母打撃軍ではイージス艦が3隻随行します、この時に各艦は度の様にCECを運用しているかが知りたいところです。
迎撃時に一番脅威となるミサイルから迎撃しますが、各艦がバラバラで対応していたら同じ目標に対して対応してしまいます。
特に高高度から低空までを3隻でどのように対処しているかも知りたいところですが、どなたも解説はありませんでした。
JAMSTECは2021年10月1日に創立50周年を迎えた「JAMSTEC特集」はこれからの海洋開発においてその責任は重要であり、
国際的にも評価されており、政府の対応については問題を感じております。
特に北極域研究船についてユーチューブで観れます。
NEXT CHALLENGE ―北極域研究船プロジェクト始動ー - YouTube
これからもJAMSTECの活動については注目したいと思います。