船と音楽の時間
船と音楽を愛する男の日記
伊藤志宏 2days Specialと銘打って、1日目はソロです。
前回は2022年4月でのリリースツアーソロライブでした。
伊藤さんは演奏前のMCで、レコーディングした時よりも最近の方がよりよくなっているとのことでした。
また、現在読まれている本について欧州での画集についての解説本で読みごたえがあるとのことで、
ソロライブにも通じるところがあるとのことでした。
ファーストセットでの演奏はMCで語られていた様に伊藤さんとピアノが一体となって、
私が現在、読んでいる稲田幸久「駆ける2」なかで筆者は風を表現に用いて各人の心境を表したり、
人馬一体感で疾走する様子を表現したりしていると同様に伊藤さんの演奏から、風を感じていました。
穏やかな風であり、激しい突風であり、冷たい風であり、様々に織りなす風は、
伊藤さんの音世界とシンクロしました。
セカンドセットの前にMCでファーストセットについて解説されていて、
ソロでは弾きたいように弾いているのでなく、
ある程度、規制している面もあるとのことで、そのことが成長するためでもあるとのことでした。
そしてセカンドセットで演奏予定のオリジナル曲を予告して演奏に入られました。
演奏は絶えず力強いタッチでグイグイと引っ張っていかれて、こちらも息をのむ様に引き込まれていきます。
あっという間のセカンドセットでした。
そしてアンコールは何とベタな、
私の好きな「Everything Happens To Me」を包み込むようにしっとりと演奏されました。
伊藤さんには何時も意表を突かれます。
明日は清水さんとのディオ演奏が楽しみです。