船と音楽の時間
船と音楽を愛する男の日記
ジュネーブ（スイス）を本拠地としてエクスペリメントミュージックの新世紀を担うピアニスト、
Thomas Florin のTrioをLush Lifeで初めて聞きました。
これまでも何度も来日されていますが、聞き逃していました。
3人の若手ミュージシャンによる演奏です。
Thomas Florin (piano) Bänz Oester(bass) Samuel Dühsler (drums)
リラックスした雰囲気で音合わせをしていると思ったら演奏に入られていて、
ＭＣも無く、曲の途切れもなくも演奏が続きます。
セカンドセット同様でした。
演奏後に本日のプレイリストについて質問したら、アンコールの「Refuge」以外は全て
3人によるインプレとのことでした。
ファーストセットではバラード調から始まり、クラッシク調に展開していき、
フリージャズ調になり、最後は変調ジャズで終わりました。
色々な音色を聞かせており、演奏スタイルも三者三様です。
セカンドセット同様に始まり、
ベースのBänzは弦にコルク状を巻き、
ドラムのSamuelは布を被せています、
ピアノのThomasは弦を両手で弾いたり叩いたりしています。
独特の音色世界を奏でていて、3人の一体となった音色は重奏でした。
ラストはバラードで、静に終わりました。
アンコールは正統派ジャズでスイング感たっぷりリラックスした演奏で締めくくりました。
全体をとうして聞こえてきたのはＥＣＭサンドなのかとも思いました。
