船と音楽の時間
船と音楽を愛する男の日記
フランスから実力派テナー奏者、マーティン・ヤコブセンカルテットに参加しました。
マーティン・ヤコブセン、村山浩、マーク・テーラーは初めてです。
本川悠平さんは久々です。
3人はパリ在住ですが、フランス人ではありません。
このカルテットはフレンチジャズとは異質であり、演奏スタイルはオーソドックスであります。
テナーのマーティンはストレートな演奏が持ち味であり、
本日の演奏でも終始ゆとりのある「爽やか」な音色を聞かせてくれます。
リズムセッションの3人はこれも安定感のあるリズムを刻んでゆきます。
ピアニストの村山さんはスウィング感が良く、心地よく、グルーブ感もあります。
ドラムのマークはその体に似合わない、細かなリズム感が心地よく、響きます。
そして久々の本川さんのベースは歌心が満載で、変わりません。
各人のソロパートではそれぞれの持っているスタイルが聞かせてくれます。
演奏曲目はミッシェル・ルグランが2曲とスタンダードナンバーを織り交ぜて、
ゆったりとした音色を醸し出しています。
大変リラックスして聞くことが出来ました。