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世界の艦船2024年11月号 特集・アーレイ・バーク・ファミリー

2024年10月23日 | 読書

世界の艦船・特集は「アーレイ・バーク・ファミリー」です。

アーレイ・バーク級=イージス・システムです。

これまでもイージス・システムについての特集もあります。

香田氏はイージス・システムに至るタイフォン計画の破綻からこれまでの歩みについて解説されていますが、

特に実艦試験におけるSAM発射試験の積重ねによる実用化の大切さを説かれていて、現在の防衛省の姿勢について危惧されています。

そしてファミリーとしてアメリカ、日本については井上氏、韓国については外江氏が解説されています、

準ファミリーとしてスペイン、オーストラリア、ノルウェー、カナダ、ドイツの動向に解説されています。

その中で井上氏のイージス戦闘システムの仮想マシン化については大変興味のある記事で、

イージス・システムが複雑化していく過程において古いソフトウェアを安易に新システムに置き換えることが可能ではないかと思いました。

中華イージスについては薗田氏が解説されていますが、中国海軍も空母運用において、

アメリカ海軍と同様に艦隊防衛にイージス・システムが必要であり052型、055型の建造を進めており、

運用面においても進化されているとのとです。

篠村氏は「イージス艦と将来戦 近未来の海上脅威への対抗策」について解説されています、

イージス・システムは各国の様々なミサイルに対応するように対策を進めている中で、

やはり仮想化イージス・システムを開発中とのことで、井上氏と共通するところです。

10月上旬にYOKOSUKA 軍港めぐりをしましたが、

アーレイ・バーク級の多さに改めてアメリカ海軍における主要艦船であることを認識しました。

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