今月の「世界の艦船」特集は「艦隊航空の現状と将来」です。
艦隊航空の現状については今までも様々な角度で論じられています。
新型航空機搭載艦ではアメリカのフォード級が初めて作戦展開した、
中国は着々とスキルを上げていて、「福建」の完成度が気になります。
フランスの「PANG」の完成は何時になるのか不明です、
同様にインド海軍も計画どおり進むかは不透明です。
艦載機はF-35B/Cの展開が進んでおり、
アメリカはF-35Cが現在のF/A-18E/Fとの兼ね合いがどうなるかがポイントと思います。
F-35Bについても各国が対応艦艇を改装、建造していますが、
実際運営出来ているのはアメリカ海軍とイギリス海軍だけであり、今後の展開が注目されます。
それとMV-22Bは多様性があり、運用方法が明確であれば、
F-35Bとの併用利用が可能であり、運用可能な艦艇も各国にあります。
艦隊航空の将来についてはやはり無人航空機の利用方法ではないかと思います。
各種実証実験は行われておりますが、具体的に運用できているのはアメリカ海軍が抜きんでています。
MQ-25 スティングレイ(艦上無人空中補給機)はアメリカ海軍において空母艦上での無人機の採用は
今まで無く(試験機を除く)、本機が実戦配備された暁にはアメリカ海軍史上初の空母艦載無人航空機となります。
回転翼無人機ではMQ-8C ファイア・スカウト、シーベル カムコプター S-100があげられます。
井上氏は艦上無人機の開発には利用目的を明確にして開発しないと警告されておられます。
後は向田氏の「高度情報化社会と宇宙天気現象の脅威 海上交通の安全確保への備え(上)」と題して
解説されており、人為的な脅威と太陽フレアによる宇宙天気現象による
数々の起こりうる被害について述べられておられます。
海上では無線通信が主流である現状において危惧されておられます。
次回は対処方法についての解説となります。
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