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音楽と船の日記

ジャズ・パースペクティヴ/VOL.18 特集 ロシアのジャズ

2020年01月08日 | 読書
ジャズ・パースペクティヴ/VOL.18の特集はロシアのジャズとのことで、




ロシア・ジャズについての知識がないのですが、
特集記事に新潟大学の鈴木正美先生も書かれていて、
たまたま県立図書館で鈴木正美著書の「ロシア・ジャズ-寒い国の熱い音楽-」を借りることが出来て、
事前に読むことにしました。




読んでみましたが、登場人物が全く知らない人ばかりで、困ってしまいました、本の内容は
・ロシア・ジャズの黎明
・歌って踊れるソビエト・ジャズ
・スイングはとまらない
・世界の最先端を行く
・二十一世紀のロシア・ジャズ
この内容は共産圏でもジャズは息づいて、
これは日本の戦前から戦後にかけての経過と同様である気がします。
ジャズという音楽の普遍性と幅広い寛容性が織りなす世界であると改めて感じました。
さて本題のジャズ・パースペクティヴのロシア・ジャズ特集内容は沢山の記事が盛りだくさんです。
記事の大半は鈴木正美とキリル・モシュコウが書かれています。
やはり登場するミュージシャンについての知識がないので、読んでいてもなかなか前に進みません、
やはり音源を聞きながら進めようと思い、ユーチューブで一日聞き倒しましたが、
聞いてみるとJAZZなのですが、
何時も聞いているJAZZなので特にロシア・ジャズという意識にはなりませんでした。
一通り読んで見ての感想はロシアにも沢山のJAZZを愛する人がいて、それらの人たちが繋がり、
ロシア・ジャズを形成していく過程を読むことが出来ました。
1月4日のNHK-FMジャズ・トゥナイトは「日本のジャズ」特集でしたが、
ゲストの山下洋輔は自分は最初はアメリカ・ジャズを研究していたが、
自分のジャズを作るために今までのスタイルを壊したと言われました。
このことはロシア・ジャズの中でも同様の事が書かれていました。
もう一つ気になるのはヨーロッパ・ジャズがキーポイントのような気がしました。
自分の持っているCDではウラジミール・シャフラノフ(ピアニスト)の1枚のみと思っていましたが、
本のロシア・ジャズ人名事典には記載がありませんでした。
また、機会があればCDを購入してみたいと思いました。

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