祈りうた・いのちうた（うつくしいもの・愛（かな）しいもの）
うつくしいもの・愛（かな）しいものひとりの詩人が死ぬことと隣りの家の花が枯れること そ...
祈りうた・いのちうた（病む人と診る人と）
病む人と診る人と１病院で待っているひとたちうつむき、目をつむり、ため息をつき、咳をし、...
祈りうた・いのちうた（からだと心と）
からだと心と１からだが病むと こころもふさぐ心がうつむくと 体も重たくなるおたがい 愛...
祈りうた・いのちうた（左手の指が）
左手の指が左手の指が痛くなって 右手の爪がうまく切れない自転車のハンドルを握ると ズキ...
祈りうた・いのちうた（雨）
雨詩人の八木重吉は しずかな雨に 自分の生き方をみていた詩人の山田今次は はげしい雨に...
祈りうた・いのちうた（お天気やさん）
お天気やさん雨の日は 朝から 痛む体をさすっていよう曇った日は 夕方まで 憂鬱な心で過...
祈りうた・いのちうた（つぶや句 ロープ）
ロープ心配や不安で切れそうになった糸に祈りの糸をからませたいヘリコプターの救助隊員のよ...
祈りうた・いのちうた（つぶや句 電話）
電話―愛しているよ と夫が言う―愛しているわ と妻も言う映画をまねて言おうとしたがのどに...
祈りうた・いのちうた（つぶや句 追い詰めまい）
追い詰めまい昨日を悔やむのは後回しにしよう明日を憂えるのは先延ばしにしよう過去も未来も...
祈りうた・いのちうた（つぶや句 我慢）
我慢我慢はとどのつまり 我を自慢すること不安にも苦しみにも耐えられないのにゲソゲソにや...
祈りを、うたにこめて
詩も川柳も短歌も、ぜんぶ祈りのうたでありたい。
人に誇れる者ではありませんが、日々感じる事・思うことを、詩、川柳、短歌、エッセイなどに整えたいと思っています。その根っこに、その向くところに「しずかな、けれど粘り強い祈り」を込めて。
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