嵐の記事は、本当に色んな方にご覧いただいたみたいで、レヴュワーとしても嬉しい限りです。
ファン目線でない感想というのも、需要があるんだなと改めて思いました。
さて、今日の一枚は・・・・ファン目線なのかなぁ?(笑)
Perfume
「VOICE」
2010/8/11リリース
徳間ジャパンコミュニケーションズ
TKCA-73560
前作から3カ月半でのシングルリリース。古のアイドルの様なスパンで、実に見事な1枚を送り出してきました。
今回も、当然の様に中田ヤスタカ完全プロデュース作ですが、今回は作成前に彼女たちが、中田氏に「こんな曲がイイ」という意向を伝えたらしいのです。
その時は、夏フェスもあるので“歌モノ”よりは“音系”の方がイイね~、みたいなコトを言ってて、中田氏も「まかせとけ」みたいに答えたらしいのですが・・・・・・・
見事な「歌ものテクノ」です(笑)
中田ヤスタカの捻くれた感じが良くわかるエピソード。
しかし、単純なアイドル歌謡テクノに終わらせない手腕はさすが。
それは、「VOICE」のインストヴァージョンを聴いてみればわかります。
歌がなくても、きっちりとポップスとして成立するキャッチーなメロディ。
特に、サビに顕著に表れるチャイナ系オリエンタルテイストは、「東風」や「中国女」の頃のYMOを彷彿とさせる。
まさに、YMOチルドレンど真ん中の私には、グサグサと楔が打ち込まれる。
このメロにPerfumeの歌が乗せられると、これはまた別の世界を打ち出す。
声にエフェクトがかかっていても、彼女たちの声には歌の推進力たる力が宿る。
ゴリゴリのハードテクノでもなく、柔らかくてポップなのにエッジの立った曲に仕上がっています。個人的には、前作より好きだな~
カップリングは、ラップも聴けるミドルスロウ「575」
これも、今までのPerfumeではあまり見られなかったタイプの曲。
結成10周年・・・まだ彼女たちの進化は止まらない気がする。
そんなコトを思い浮かべた、今年のベストシングル候補です。
</object>
YouTube: [フル] Perfume「VOICE」 2010.8.11リリース!