1月13日の土曜日、今年最初のライヴに行ってきました。
実は今年になって1枚もCDを買っていない状況で、CDの初買いよりも初ライヴが先というのは初めての経験。
行ってきたのはSpecial Favorite Musicのライヴ。去年のマイベストアルバムにも選んだ『Royal Blue』のリリースツアーですが、本当は昨年の9月に行われるはずでした。台風の直撃により振替となったことで偶々ツアーファイナルとなったことで何やらワクワクも増していた様に思います。
彼らの音楽における一番のアドヴァンテージは楽曲から溢れ出す多幸感だと個人的には思う訳ですが、それはライヴでも十二分に発揮されていました。とにかく聴いてて幸せな気持ちを呼び起こすメロディとコード、そして柔らかく心地よいグルーヴ感が素晴らしかった。
そして一番思ったことは、ヴォーカルのラビンユーちゃんの歌声のポテンシャルの高さ。声質が自分の好みだというのもありますが、とにかく歌った時にその場を支配する空気が感じられました。前に前に出るタイプのヴォーカリストではありませんが、聴き手の心を引っ掴むオーラがあるなぁと。もちろん、潜在能力を全部使い切ってる訳ではなくまだまだ発展途上だと思います。伸びしろが全然見えない、スケールの大きな歌姫だと確信しています。
バンド全体の演奏に関しては、もっと良くなる余地があるなと思います。個々の能力は高いけど、もっと一体感やアンサンブルは磨きがかけられるはずだと感じます。勢いや圧の強さを保ったまま、更に洗練されたサウンドにできると思うのです。
基本的には技術的な部分よりもセンスの方が大事だと感じる私ですが、スキルが磨かれる事も重要だと思います。彼らには既に秀でた感覚があるのですから、後はもう良くなるだけ。更なるアップデートを期待して止みません。