8月1日に、つるうちはなちゃん目当てで行ったライヴで、彼女と出会った。
はなちんのお友達だと聞いていて、興味津々で聴きだして、いつの間にかその世界の虜になっている自分がいた。
ライヴ終わりに、物販で置いてあったCDを3枚全部買っている俺がいた(笑)
彼女の名前は、齊藤さっこ。
何よりも惹きつけられたのは、その歌声。
何と表現してイイのか分かんないけど、とにかく“引っかかる”ヴォーカル。
声自体がフックになってる気がする。
個性がちゃんと歌声に現れているし、力強い部分とセンシティヴなトコが良いバランスで溶け合っている。
そして、自分のヴォーカルを生かすメロディが解ってる。
『あしたのジユー☆』に収められた「舌のうえのワルツ」のサビなんか、聴いててゾクゾクする。一発で彼女の世界に連れていかれる。
「さびしい大人」や「いいないいないいな」といった辺りも、メロと声がバチッと噛み合ったイイ曲です。
そして、メロディと声を繋ぐアレンジも彼女自身。
イイ感性が溢れています。柔らかいのにアタックが感じられるピアノやキーボードに、思わず顔がニヤける(笑)
『コップの底』収録の「恋じゃない」の弾む鍵盤、大好きです。
「案外だいじょうぶ」のクールファンクな打ち込みもグッときますね。
シンプルにヴォーカルを味わうなら、2005年リリースのこのアルバム『星ぞら』がオススメです。
片鱗は見えるものの、ヴォーカルが今よりクセが無い。
曲も、正統派シンガーソングライターの真髄が感じられます。
その分、地味目な感じですけど(笑)
ただ、思うのは・・CDで聴くのも悪くないけど、ライヴには敵わないな。
ピアノのミスタッチがあろうが、ヴォーカルの調子が多少悪かろうが、ライヴで感じられるエネルギー感に勝るもの無し。
ライヴに行ける環境にある方は、是非行ってみて欲しいと思います。
そして、感じてもらいたい。こんな才能がインディペンデントに埋もれているコトを。
事務所に所属せず、殆ど自分でこなしているという“インディーの中のインディー”(笑)
応援せずにはいられない♪
とにかく、聴いてて幸せを感じます。闇の中で過ごしている人が聴いたら、きっと一筋の光を見つけられるコトでしょう。
はなちんのおかげで、こんな素晴らしいアーティストと出会えた。
本当に感謝。