地上波の音楽番組で彼女が見られるコトはそれ程多くない貴重な機会で、楽しみに見た。多分、あんなに語る妙子さんをテレビで見たのは初めてかもしれない。自分のこと、山下達郎やシュガーベイブのこと、坂本龍一のこと、興味深い話ばかりで。
その中で、一番印象に残っている言葉は「音楽に生き様や政治はそぐわない」という意味のコトを言ってた部分。当時、おそらくノンポリは非難の対象であったろう時代、アーバンポップには不遇の時代、それでも彼女らは「歌」に政治的なメッセージをダイレクトにのせること無く、あくまでも音楽の楽しさを伝えようとする姿勢を崩さなかったと思う。歌詞に「政治」や「イデオロギー」や「自分の生き様」や「不平不満」や「説教じみたコト」を主張されるだけで萎える私にとって、彼女の発言はとても心地よく響いたのだ。
そして、歌はジョニ・ミッチェルの「サークルゲーム」。バックを勤めるのは、川井郁子(VIN)小倉博和(A.G)の香川が誇る弦楽器奏者コンビ。歌も演奏も素晴らしく、とても気持ちイイ時間が過ごせたのでありました。
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江戸川冬太
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