さて、今年のマイベストもシングルを残すのみ。シングルは断腸の思い(笑)で10枚だけ発表です(んな大袈裟な…)。堀川千尋とかParisMatchとかPARADISE GO!!GO!!とか入れたかったけど(…って未練がましい!爆)
例によって順位無し。今年、特に強く私のココロに残った10枚をどぞ。
☆伊沢麻未「Fly Away」
今年初めに5曲入りミニアルバムでデビューした新人シンガーのファーストマキシ。大きく括れば“ディーヴァ系”だと思うんだけど、いい意味でベタというか、解りやすいポップさが感じられるのがお気に入り。あと、大きかったのはアレンジャーの安部潤の存在。女性ヴォーカルのアッパーチューンのアレンジに関してはピカイチ。ホーンのフレーズとギターソロが絡み合う間奏は堪らんです。勿論、彼女が書いた曲のキャッチーなメロディ、力のあるヴォーカルも素晴らしい。
☆吉本佳代「炎~homura/アオゾラ」
ホントに、カヨさんの声を聴いてると目頭が熱くなる(謎)。富山在住のシンガーソングライターにして、私が世界一愛する“声”の持ち主。このマキシは、昨年出たミニアルバムからのリカット曲と、6~7月に『NHKみんなのうた』で放送された曲のカップリングで、どちらも素晴らしいです。私みたいに“ひねた”感性でも素直に頷く王道のメロディと、キレイなんだけど微妙にクセのある繊細なヴォーカルの組合せは心に何かを残すコトでしょう。どうか、もっともっと沢山の人にカヨさんの歌が届きますように・・・
☆MAI「きりんのはなし」
実は、彼女のコトは殆ど知らない(笑)。この曲も、師匠(?)のChikaさんが絶賛してて気になったから聴いてみたら・・・良かったんだ~コレが!(爆)プロデュース&作曲は山沢大洋、アレンジ&ギターは武藤星児。同コンビによる木村カエラの名曲「happiness!!!」を彷彿とさせる極上ポップ。Aメロ・Bメロ・サビ、どこをとってもフックが効いてて気持ちイイ。そして、気負わず軽やかに歌う、ちょっとハスキーなヴォーカルも印象に残る。今後も、この路線で進んで頂けると嬉しいのですが(笑)
☆安藤裕子「さみしがり屋の言葉達」
コレも、レヴューで気になって買った分ですね(笑)。頭から最後まで80年代テイスト満載の絶品アーバンミドルグルーヴ。コーラスの付け方からホーンのフレーズ、エンディング部のギターまでホントにメロウで心地いい。ユーミンを彷彿とさせるヴォーカルやメロディが、また気持ちよくて(笑)こーいう柔らかなスカパラホーンズも魅力的です、ハイ。
☆Tomita Lab(冨田ラボ)「Like A Queen feat.SOULHEAD」
職人:冨田恵一が日本最強の姉妹ディーヴァ(笑)SOULHEADをゲストヴォーカルに迎えて放つ極上アッパーチューン。作詞は吉田美奈子。音作りも、アルファ時代の美奈子嬢を思わせるトコなんざ芸が細かい。何と言ってもフック満載のメロディの素晴らしさ。ホーンとストリングスがゴージャスな雰囲気を醸し出すアレンジ、艶やかで伸びのあるヴォーカルも完璧。あ、ちなみにホーンのメンバーは大好きな村田陽一さんや山本拓夫さんです(笑)
☆bonobos「THANK YOU FOR THE MUSIC」
このシングルには“ヤラれたっ!”って思いました(謎爆)。元々、ダブポップ(この曲がダブかどうかは解んないですけど…笑)にはあまり興味が無く、この曲もPVのストリーミングで見たんですよ。目が釘付けになりましたね。自然に身体が揺れ出すビッグビートに乗せて紡ぎ出される印象的なメロディ。徐々に高揚していく“嫋やか”で“ナチュラル”で“力強い”ヴォーカル。聴いててココロにスッと入ってくる。音楽を愛する全ての人々が一度は聴くべきだと、勝手に思ってる(笑)。
☆ナチュラルハイ「プロローグ/だから、私は歌う」
ピアノとヴォーカルの女性2人組ユニットが今年私の中で大ブレイク(笑)。そのきっかけというか、私を虜にさせた1枚。両A面(今はそんな言い方しないか…笑)のどっちもが素晴らしすぎる名曲。「プロローグ」ではホーン、「だから、私は歌う」はストリングスを効果的に使い、アッパーなピアノポップを極上の作品に仕上げている。もう、カッコいいの一言しかない。ホントに良いメロディを書く様になったなぁ。これからがますます楽しみです。
☆柴咲コウ「glitter」
えーと、柴咲コウという人は女優としてもタレントとしても女性としても好みではありません(笑)。それでもこのシングルは買ってしまった。それだけ、コレはポップスとして私の琴線に触れた。ゴージャスなストリングスとピアノの組合せでスゥインギーなメロディを包み、キラキラとして華やかなポップスを聴かせてくれました。なんといってもサビのメロディのキャッチーさが素晴らしいです。年末に出たアルバムを買おうかと迷ってるくらい(笑)このシングルには惹かれましたねぇ。
☆SOULHEAD「SPARKLE☆TRAIN」
今年は、SOULHEADも私の中で大ブレイク(笑)。このシングルはR&B系アッパーチューンのお手本みたいに良くできてると思います。RAP嫌いの私が、殆ど気にならない。多分、HOOKがもの凄く良いので、そっちに意識がいってるんだろうなぁ(なんて見も蓋も無い…爆)。どんな曲調であっても、どんなジャンルの曲であろうと、美味しいメロディが一番大切だと感じさせてくれる一曲です。このテの曲としては珍しい(謎)
☆マシコタツロウ「三度目の夏子」
一青窈への楽曲提供で知られるマシコタツロウのファーストマキシ。エロいジャケから想像されるとおり(笑)ラテンアッパーチューンです。三沢またろう氏のパーカッションがグルーヴを増幅させます。切れ味のあるホーンのフレーズもノリがイイし、太めのヴォーカルがまた男くささを醸し出してて。ハッキリ言って、バラッドより魅力的な曲を書く人だなぁと感心させられた一曲です。ゴージャスなサウンドメイクも絶品ですよ。
というコトで、10枚を選び終えました。ホントに悩みましたが、自分の中では納得のセレクション・・・多分、他の人から見たらヘンなんだろうなぁ(自爆)