日本グルーヴチューン振興会

Shiggy Jr.「サマータイムラブ」

前回のBRADIOに続いて、最近のJ-POP界隈で最も期待しているバンドであるコチラ。

 

 

Shiggy Jr.

「サマータイムラブ」

2015/6/24リリース

ユニバーサル

UMCK 9747

 

 

 

ついに愛しのShiggy Jr.がメジャーデヴュー!シングル買って、その週末にレヴュー書くなんて久しぶりの事で、自分のイレ込み具合に少し驚いている(笑)

彼らとの出会いは1年半くらい前。『Shiggy Jr. is not a child』のレヴューでした。まぁ、そのポップセンスの凄さに驚いた。

セカンドの『LISTEN TO THE MUSIC』についても絶賛レヴューを書きました。ファーストとの振り幅の大きさにポテンシャルの高さを感じたものです。

 

 

そして、1年・・・・・満を持してのメジャーデヴューシングルをリリース。初めてMVで聴いた時、相変わらずのキャッチーさにシビレた。ポップで楽しくてウキウキする曲に自然と身体が揺れて。しかし、CDをヘッドホンでじっくり聴いてみると、ただ単純に親しみやすい、フックが強いポップな曲をやってるだけではない事が伝わる。言葉は悪いが、お手軽に作りだされるポップミュージックとは一線を画する、緻密に作り込まれた耐用年数の長い楽曲がここにある。

 

共同アレンジにアゲハスプリングスの釣俊輔(トマパイの「キャプテンは君だ」のアレンジ大好き!)を迎え、ピアノにgomesくん、ホーンにマルチプレイヤーのYOKAN氏、ストリングスに岡村美央さんらを配した、ゴージャスで躍動感のある音作りは、やはりメジャーの存在感を感じます。特に、gomesくんのピアノが最高に気持ちイイ。

そして、今まで以上に感じるバンドとしての成長具合。特に、シンプルで力強いキックが印象的なドラムの諸石くんと、躍動感溢れるグルーヴィなベースを聴かせる森くんのリズムセクションが素晴らしい。勿論、原田くんのコンポーザーとしての才能や、ギターのドライヴ感、いけもこちゃんのキュートでフックの強い歌声、釣俊輔氏のプロフェッショナルな化粧の施し加減・・・・・あらゆるファクターが、この作品を傑作に仕立てている。

それは、□□□(クチロロ)remixにしても同様。オリジナルを切り刻んでも尚且つ際立つポップネス&グルーヴ。遊び心溢れるリコンストラクションは流石のお仕事。

 

そして、カップリングの「keep on raining」が負けず劣らずの名曲。というか、個人的にはこっちの方が好きかも。スルメ度高し。何度聴いても最高に気持ちイイ。リズムのグルーヴィさといい、ギターカッティングの跳ね具合といい、オルガンの音色の存在感といい、ピアノのインパクトといい・・・・ツボを挙げればキリがないくらい大好き。

 

思えば、原田くんの曲作りが大好きなんだろうな。メロディの組み立てが素晴らしくて、いつも感心してしまう。Bメロの少し捻った感じと、ラスサビを際立たせる役割を十分に担うCメロ。気持ち良く身体に響くコード感。いけもこちゃんが気持ち良く歌える条件が整う様に構築された楽曲ばかりで感心するばかり。

 

 

彼らの音楽が、世の中に溢れていると嬉しいなと思います。

こんな音楽が老若男女問わず愛されるとイイなと思います。

Shiggy Jr.というバンドが誰にでも知られ、いつでもどこでもその楽曲に触れられると楽しいと思うのです。

彼らの音楽には、それを期待させ予感させるだけのメジャー感やメインストリームの匂いがある。そう信じています。

 

早く大きくなって、地元でワンマンライヴして欲しい。でも、そんなに遠い未来の話ではないと思うのです。

 


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