もう9月も終わった・・・・・
今年も後3カ月です。マイベストの事もそろそろ考えないとな~なんて時期になりました。
今回は、そのマイベストにノミネートが予想される好盤。
SOULHEAD
『JUMP UP THE WALL』
2011/9/28リリース
エイベックス
AVCD-38323/B
昨年の2月、4年の沈黙を破りユニット名を冠したアルバムで復活を遂げた、“日本最強のファンキーシスターズ”SOULHEADが約1年半ぶりにアルバムをドロップ!
それがまぁ素晴らしい出来でした。
前作でロックテイストを持ち込んだりして新機軸を打ち出した彼女たち。
それはそれで、個人的に歓迎してました。いい曲もありました。「Whatever」とか大好き。
しかし、それに違和感を持つ方もいる。実際、芳しくない批評も聞いたり(苦笑)
という訳ではないでしょうが、今回のアルバムはR&Bテイスト強めで昔のSOULHEADの匂いが漂ってる。しかも、歌唱やトラックメイクといった部分では磨きがかかってるし。
アルバムトータルとしての纏まりの良さ、コンセプチュアルな作りという点においては前作を凌駕する出来栄え。
もちろん、彼女たちの武器であるキャッチーなメロディと腰にくるグルーヴは健在。
特に大好きなのは、頭から気持ち良すぎるフックが炸裂する「Life」からインタルードを挟んで「ASHITA」への流れ。「ASHITA」の、いかにもSOULHEADという、イイ意味でのベタさ加減やハズさないメロディや哀愁感は初期の味わいが感じられます。
leccaをフィーチャリングした「WORLD GO ROUND」の様なレゲライクな裏打ちの曲や、「I'm in love」の様な軽やかな四つ打ちのファンキーポップ、「letter」や「I know」の様な20年くらい前のR&Bの味わいを塗した曲・・・・・・・多様な音世界が詰まっているけど、軸がぶれないことでアルバムとしての完成度を高めていると思いました。
これは、彼女たちのコンポーザーとしての能力と、プロデューサーの菱川亜希のセンスが見事にマッチしている証拠。
アルバムとしての意味がちゃんと感じられる好盤です。
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YouTube: WORLD GO ROUND featuring lecca