4月に異動しまして、時間的には前より楽になってるはずなんだけど、慣れない仕事にテンパッてて(苦笑)なかなかペースが掴めません。
相変わらずのカメ足更新ですが、どうぞ宜しくお願いいたしますm(__)m
角松敏生
『REBIRTH 1~re-make best~』
2012/03/14リリース
アリオラジャパン
BVCL 317
私が、今までで最もライヴに行っているのはモダーン今夜ですが、それに匹敵するのは実は角松敏生です。
好きになったきっかけは、ライヴツアーで地元に来るという時のテレビスポット。
CMで流れる「Lucky Lady Feel So Good」をチラ聴きして、カッコよさに衝撃を受けた。
ちょうど二十歳くらいだろうか・・・・・洋楽一辺倒の生活から、徐々に邦楽にシフトしていく過渡期。そして、アナログからCDへの転換期だった様に記憶している。
とにかく、ライヴに行ってみたかった。
そして、過去音源を漁った。初期のリゾートシティポップから、徐々にアーバングルーヴにシフトしていき、私が好きになった頃はファンクグルーヴを日本人に解り易く咀嚼してくれていた。
この体験が、私をグルーヴチューン好きに誘ったのだと、今になって思う。
私が邦楽の世界に回帰したのは、スペクトラムと角松敏生という存在が大きかったんだなと、しみじみ感じつつ(笑)、このアルバムを何度も聴いている。
このアルバムには、80年代前半(1曲だけ90年代初期)に角松氏がリリースした楽曲がリアレンジされ、新たな息吹を感じさせる作品に仕上げられている。
当時もカッコいいと思った。しかし、このリメイクベストは本当に楽曲の真価を極限まで引き出す作業が施され、カッコよさのステージが数段上がっている。
それを最も感じたのが、82年リリースのアルバム『WEEKEND FLY TO THE SUN』に収められていた「RUSH HOUR」だ。
当時も、アルバム中最も好きな曲として、ウォークマンで常に聴いていた。
メロディ構成やフックの効き具合、キャッチーでベタなのにクールでカッコいい。とても良く出来た曲だったのだが、バックトラックと歌唱のフィットしない感じやサウンドの抜けの悪さを微妙に不満として思っていたのも事実。
そして、今回のリメイクベストに「RUSH HOUR」が収められるコトを知り、最も楽しみにしていた。
一聴して、角松氏がやりたかったのは、こーいう音だったんだと腑に落ちた。
タイトにグルーヴするリズム隊、軽やかにドライヴするギター、華やかに楽曲を彩るホーンと女性コーラス・・・・・・・・オリジナルと同じコトをやっている様で、聴いた感じが全く印象が違うのだ。
今、ディスコでコレがかかってたら、恥も外聞もなく(爆)踊り狂うな
アレンジスキルってのは、やはり経験値がモノを言うのかな~と思ったのだが、逆の意味で驚きなのが30年経ってもリアレンジするコトで輝きを増す、楽曲としてのポテンシャルの高さ。
色んな意味でベテランクリエイターの底力を見せつけられる一枚だと思うのです。
</object>
YouTube: RUSH HOUR(from REBIRTH 1)/角松敏生
オマケ:角松氏がアレンジした、シャカタクの「ナイトバーズ」(某ブロガーさん向け)(笑)
</object>
YouTube: NIGHT BIRDS - VOCALAND~ Tamara Champlin~ARRANGED BY TOSHIKI KADOMATSU