いやぁ・・・・・いい音楽と出会うってテンション上がるもんですよね~
なんて当たり前なコトを改めて感じた。
そんな真っ当なコトを今更の様に教えられた1枚。
つるうちはな
『HIGH LIFE』
1枚といっても、コレは普通に流通しているCDではありません。
配信限定ミニアルバム。
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しかし、パッケージ至上主義でダウンロードで音源を買うのが好きではない、コレクター気質の私が、「ダウンロードして良かった~」とココロから思える作品だった。
流石は、“天才”つるうちはな
今まで、名盤『メロディー』や『DAY GIRL』といった傑作アルバムをリリースしてきた彼女が、満を持して放つこの5曲は全てにおいて私のツボを突く。
1曲目は、弾けるバンドサウンドが疾走感をあおるロックアッパー「I LOVE YOU」。
ライヴで2回くらい聴いたコトがあるけど、音源として冷静に聴いてみても興奮してしまう。
ドライヴするベースと唸るギターが自然と身体を揺らす。
サビメロのキャッチーさが、はなちゃんらしさを象徴しているなぁ。
2曲目「HIGH LIFE」はアルバムのタイトルチューン。
初めて聴いたけど、イントロの鍵盤からココロをキュッと掴まれるね。
歌う様に耳に残るベースライン、控えめに主張するギター、心棒の様に支えるドラム、全てがはなちゃんの歌を生き生きと聴かせる為に絶妙のアンサンブルを形成する。
彼女のポップサイドを象徴する1曲。
3曲目の「WONDER」は、ある意味このアルバムで一番印象に残る曲かも。
ライヴでも聴いたし、デモ音源も聴きこんでいるはずなんだけど、格段にブラッシュアップされてて、極上のポップロックに仕上げられている。
サビに突入する前のBメロが「こんなにフック効いてたっけ??」なんて呟いてしまうくらいイイ。
“ポップソングは3分間の魔法”を体験できる曲だと、個人的に思うのです。
4曲目「バラの心臓」も私は初めて聴いた曲。
はなちゃんの、バラッドシンガーとしてのポテンシャルを感じられるスロウナンバー。
ヴォーカルの説得力が増しているのが解る。
ヴァースの抑え目な歌い方は、ポップサイドやロック・パンクサイドとはまた違う、彼女のもう一つの顔。
バラッド嫌いの私でも脱帽してしまう、印象的でメロディアスなサビの旋律は、メロディメイカーとしてのはなちゃんの才を感じる。
そして、ラストを飾るのは・・・・私が、ライヴで2度も涙してしまった「百年歌」。
「百年続く 歌ならば もしもあたしが 先に消えたとしても
百年響く メロディーは きっとあなたを 守るでしょう
きっとあなたを 照らすでしょう」
というサビのフレーズは、いつ聴いてもココロに染みます・・・・・・
この1曲だけで、つるうちはなというシンガーソングライターの才能に、この国のポップスの未来を託せると実感する。
というわけで、全5曲に死角なし(笑)
全ての曲に、ココロに引っ掛かるフックがあります。
そして、そのフックを生かすアレンジと演奏があります。
勿論、いい曲を届けようという強い決意を持ったつるうちはなの想いが溢れています。
とりあえず、聴いてみてください。
きっと、きっと気に入ってくれるヒトが存在するはずだから。
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