約一カ月のご無沙汰でした(苦笑)
やはり年度末というのは公私共にバタバタとしてしまうもので、なかなかパソコンに向かう事ができない状況になりますね(^_^;)
それと、嵐のレヴューを書いた後は気力が続かなかったりしますし(笑)
そういや嵐のシングルの次に彼女のレヴュー、というのは去年も同じことがあった様な・・・・・
という訳で、本日のレヴューはこちらです。
「一緒にいようよ」
作詞・作曲・編曲・演奏・歌 つるうちはな
録音・ミックス・マスタリング 湯浅篤
アートワーク 吉川英里
とりあえず聴いてみてください。
どうでしょう?何か感じるものがありませんか?
私は彼女の音楽家としての才能に惚れこんで、もう10年くらいファンを続けています。彼女のポップソングクリエイターとしてのポテンシャルは本当に素晴らしいと確信しています。
特にメロディメイカーとしての能力はポール・マッカートニー級だと思っていて。
それから、鍵盤弾きとしても凄く大好きで、心に楔を打つフレーズが湯水のように湧いてくるプレイヤーだと思ってるんです。
ただ、本当に正直に言うと、こういうタイプの曲は好きじゃないんです。歌詞が前に出る感動的な弾き語り系バラッドって。
でもね、この曲はそんな好き嫌いを瑣末な事にしてしまう。曲の持つ力と彼女の歌が何もかもねじ伏せてしまう。
ピアノ一つで全てを持っていってしまう説得力。クセの強さで聴き手の心を鷲掴みにする歌。シンプルで美しく、キャッチーなフックがちりばめられたメロディ。
何度聴いても身体に震えがくる。目の前で生で演奏されたら絶対に泣く自信がある(笑)
感動させようとか、泣かせようとか、励まそうとか、共感させようとか、そういう歌が好きじゃない。
この歌には、そんなあざとさが無い。彼女の歌には嘘が無い。作為的なものが無い。下心が無い。
色んなモノとぶつかりながら、余計な柵や、世渡りする為の術や、自分を誤魔化す方法やらを削ぎ落して、そして残ったのが“つるうちはな”というピュアなコア。それが今の彼女の歌だと思います。
それが、彼女の強みであって、凄みであって、オーラであるのだと思うのです。
彼女は今、自分で『花とポップス』というレーベルを立ち上げ、社長業もこなす存在になりました。
つるうちはなという存在と花とポップスというレーベルが、これからのこの国のポップスを輝かせる力になる。そう信じて止みません。
彼女が歌っているだけで、日本のポップスの未来は明るい。つるうちはな、それはJ-POPの宝物なのです。
去年の9月、「あいゆうえにい」というシングルのレヴューを書きました。
今回、そのシングルが『花とポップス』から全国流通されることとなり、タワレコやヴィレヴァンの店舗で購入した場合の特典CD-Rとしてこの曲が付いてきます。
もう特典終了していたりする所もある様ですが、配信で購入することもできます。
よかったら、こちらのサイト(OTOTOY)からどうぞ。
また、興味を持たれたらオフィシャルホームページのショップから旧作も買えますので、是非。
追記:先週の日曜と月曜、サヌキロックコロシアムというライヴサーキットイベントに行ってたんだけど、あの場で花とポップスの面々やつるうちはなちゃんを見られたら良いなぁ・・・と、グランドピアノがあるハコで考えてました。もしくは、地下広場の無料会場とか。沢山の人に耳にしてもらえたら、きっと心に刺さる人がいるはず。その為に地道に動いていきたいなと思います。