去年の2月でしたか、こんな記事を書きました。
今になって読み返してみると、若干首を傾げる感じもありますが(苦笑)、今日の1枚は待望のファーストフルアルバムをリリースされたコチラ。
いいくぼさおり
『ハジケマシテ』
2008/11/3リリース
レーベル:フューチャーアマデウス
ディストリビュート:バウンディ
DDCB-14008
彼女が2枚出している4曲入りのミニアルバムを愛聴している。
弾き語りライヴも生で見たことがある。
その印象が強かったので、最初にバンドアレンジでアルバムが出るという話を聴いた時、少しだけ違和感があったりした。
しかし、一聴してその違和感は杞憂に終わった。
素晴らしいアルバムだと思う。
弾き語りアレンジで聴いていた名曲たちはリ・アレンジによって新たな生命を与えられ、新曲たちはどれも彼女ならではの魅力に溢れている。
全13曲中、プロデューサーの保坂康介氏が作曲したのが4曲。「Love Song」や「パノラマ」「ドミノワルツ」など、弾き語りアルバムにも収められていた名曲ばかりだ。
そして、彼女自身が作った曲が8曲(あと1曲は彼女と保坂氏の共作)あるのだが、メロディメイカーとしての能力が格段に上がっている気がする。
冒頭の3曲と「Chu」に関しては、もう手放しで絶賛する
ヴォーカルが相変わらず伸びやかで、微妙に引っかかるアクがあって、繊細で切ないファルセットが印象的で、ホントにいい声なんですが、そのヴォーカルの魅力を生かすメロディのフックが感覚的に解ってんじゃないかなぁ・・・・なんて思ったりして。
アレンジや演奏は、気鋭のクリエイターたちがイイ仕事をしているのですが、なんといっても嬉しかったのは“モダーン今夜”のタムさんのアレンジ参加!
そして、コータくんやayumiちゃんやイシイタカユキ氏やヤスくんといったモダーンメンバーの演奏も見逃せません(この場合は「聴き逃せません」、が正しいのかww)
まだまだ底知れぬポテンシャルを感じるシンガーソングライター(つるうちはなちゃんもそうだけど、ホントにこの肩書きが似合わない気がするよ)なので、これからも期待して作品を待ちたいと思います。
そして、私の地元にもライヴに来て貰えると嬉しい(笑)