宇宙の始まりが
うずまきになって
わき腹にある
ちょっと、自慢。
(繊細なガラスの糸が白と茶のグラデーションになって)
靴磨きブラシみたい
ヤギ剛毛
横っ腹のまんなかと
角のあいだ
(「つむじ」というようななまやさしいものではありません)
ケルトの装飾文化してる
というより
鳴門海峡してる
お月さんの引力のせい
(この世界の動きとかたちは意外に単純な原理でできている)
浴槽の栓をぬいたら
北半球は
時計まわりのうずができる
北半球で生きているヤギのおなかも時計まわり
(深煎りコーヒー豆のようなうんこがミンチ製造マシン=尻から出るときも)
力学的な流れ
が同調したり反発したり
人間関係も
うまくかみあってできている
(このうずまきこそがイラスト付き世界しあわせ発見の入り口ガイドかも)
脇腹で
眼をまわしても、知りません。
わたしたちの
宇宙の始まりで
(つづく)