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もうじきお盆ですね。
わたしが10代で、祖母がまだ元気だったころ、
祖父のお墓参りに出かけたときのことです。
「喉が乾いたら水ちょーだい!っていうから、
そしたら水をかけてね」と、笑いながら、
祖母がわたしに言いました。
故郷を離れてから、なかなかお盆には帰れません。
約束を果たせたのは、数えるほどです。
ことしは、帰りたいな…と思っています。
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こちらは、ベランダに飛んできたアブラゼミです。
もうだいぶ弱って、仰向けになっていたのを、
ペチュニアの葉の上に留まらせました。
この後、まもなく、息絶えてしまいました。
部屋のなかに虫が入って来ると、たとえそれが蛾であっても
「亡くなったひとが姿を変えて帰ってきたのだから
殺生してはいけない」と言う話を聴いたことがあります。
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ねずみさん(祖母の干支です) と、鬼灯を描いてみました。
まわりは、誰も鬼灯に見えると言ってくれません。
確かに、これでは傷んだ桃?…でしょうか(苦笑)