こちらは、ニラの花ですが、この花を見て、思い出したことがあるのです。
こどもの頃、父から伝授(?)された、ニラ虫釣りのことです。
ニラ虫は、陽当たりのよい、堅い土に小さな穴を掘って暮らしている、
ハンミョウの幼虫です。
この虫が、特にニラが好物というわけではなく、巣穴にニラを入れて、
虫が喰いついたところを釣り上げる、こどもの遊びなのです。
ニラを差し入れて待ちます。少しすると、ニラが動き始めます。
ニラ虫が、喰いついた合図ですので、そーっと、ニラを引き上げます。
そーっと上げないと、途中で放されてしまい、釣りは失敗になります。
意外と難しいのです。
久し振りに挑戦を試みましたが、今回は、ニラ虫の巣穴を見つけることが
できませんでした。
ニラ虫は、穴のなかで、通過する虫や蟻を待ちかまえて、
捕まえて食べる習性があるのです。
栃木、茨城、埼玉では、「ニラ虫」が通じたのですが、
全国的にはどうなのでしょうか…?
ちなみに、栃木はニラの産地なのです。1束買っても持て余してしまう話を
耳にしますが、玉子とじのお吸いものにすると、たくさん消費できますので、
捨てないで美味しく召し上がってくださいね。
こちらは、水曜日に出来上がったばかりの、
ねずみさんとトンボの絵付け小皿です。
ここ数日、埼玉も愚図ついたお天気で、暑さもひと休みです。
トンボさんも、葉陰で、青い空を夢みてひと休みでしょうか…。