突然、車内で怒鳴り出したバス運転手
今、私めは「 右肘関節の複雑脱臼骨折 」で通院治療を
しているので、地元の「 路線ワンマンバス 」を利用して、
病院通いをしている。
その路線バス会社が「 何処なのか 」は一切申し上げないが
今日はチョット普段では、なかなかあり得ない想定外の
出来事に遭遇したので、あなたにお伝えして参る所存。
それは、病院でのリハビリ訓練を終えて路線バスに乗って
自宅に帰っている時の車内での出来事であった。
前置きで少しお話しをさせて頂くと、茨城県の
とある地区の小学生たちはバスを使って通学をしている。
私めも幼稚園の時から1人で電車通園していたから、
小学生くらいならバスには乗れない訳はないのだが、
わざわざバスで通学せざるを得ないほど小学校の数が
少ないのかな、とは思っている。
これも少子化の影響なのか、もともと茨城県には
小学校の数が少ないのかは地元の人間では無いので
詳細は知らないが、とにかく小学生がバスを利用して
通学している現実がある。
で、今日とあるバス停で大人数の小学生達が
20~30人ほど乗り込んで来た。
子供なので当然騒がしいが、私め自身は
「 小学生は、こんなもんだろうなぁ 」とは思いつつも、
個人的には叫んだりしているほどの
不愉快なレベルでは無かった。
さて、問題はこの後に突然、勃発したっ!(・。・;
バスの運転手が、よほど腹に据え兼ねたのか突如として
小学生たちに向かってガチギレて、こう怒鳴りつけた。
「 オゥッ!?うるっせーんだよ!
一般の、お客も居んだから静かにしろよっ!! 」
確かに正論だが言い方に問題が有る
このバス運転手の「 一喝 」に拠り、それまでワイワイと
賑やかだった小学生たちが一転、「 ピタッ! 」と
水面に波紋が広がる様に
静まり返ったのは言うまでもない。
だがしかし、ボソッと小さな声で近くの小学生が
「 ムカつく..... 」と漏らした、つぶやきを私めは
聞き逃さなかった。
確かに、バスは公共の乗物であるから
騒がしいと他の客に迷惑なのは一般常識であり、
社会的な基本マナーであろう。
だから、これを運転手の立場で注意し
たしなめるのは服務規程でも有ろうと思う。
むしろ近年は、こういった公共の施設内で騒ぐ
子供を注意しない無責任な親が問題視されている。
しかし、私めはこの当該運転手の取った行動には
「 疑念 」を禁じ得なかった。
と、言うのも問題は「 その注意の仕方 」なのである。
その時、一般乗客( まぁ、この小学生たちも一般乗客なのだが )
は、私めの他にも何人か乗ってはいたが
その方達までもが萎縮してしまう程の
バス運転手の逆上の仕方は、まるで
暴走族の総長が下の者を威圧的に締めるが
ごときの剣幕であった。
繰り返すが、注意する事自体は賛成である。
こうして大人たちが社会規範を示すことが、
子供たちの良い教育になる。
( それほど非常識な騒ぎ方でも無かったような
気もするが感じ方は人それぞれ )
しかし、あの逆上の仕方は無い。
もっと、普通に注意する事は出来なかったのか。
さて、巷に溢れるブログ記事なら、ここで
「 それではチャオ♪ 」と言う流れになろうが、
どっこい当「 瓦版ブログ 」の真骨頂は
ココからである。^^
終点で運転手さんに話しをしてみたら
このバス運転手の対応に違和感を覚えていた
私めは、終点である駅のバスロータリーで
全ての乗客が降りた後に、話し掛けてみた。
「 あの言い方は無いですよ?注意する事自体は
賛成ですが、あれでは他の乗客も
萎縮しちゃいますよ? 」と。
すると、運転手さんは私めに謝りつつも、
こう言われた。
「 実は、一般の乗客からも騒がしいとクレームを頂いて
いるのでY小学校にも電話を入れて指導して貰うように
御願いしているのに一向に直らないんです。
子供だからガツンと言わないと分からないでしょう?
だから“厳しく”注意しているんですよ。
大体、こういう基本的な社会ルールは本来
親が教えるべきものじゃないですか 」と。
しかし、あの態度は「 厳しい指導 」とは持って非なるもの
であると感じていたので私めは、
「 学校に言って改善が見られないなら、
教育委員会に言えば良いじゃないですか 」
と返した。
その運転手さんは、そこまではする気に無い様なので
代わりに私が連絡しておきますよ、と申し上げて
バスから降りた。
僭越ながら教委直通のT市役所にTEL
乗りかかった船なので、この事の顛末を
当該地域のY小学校を管轄する教育委員会直通の
T市役所の教育相談センターに電話して全てを話した。
( 地域専用の教育委員会の番号は
104で聞いても分からなかったので )
チョットおせっかいな気もしたが、こういう市民の声は
貴重な情報源だと思っている。
電話で対応して下さった市担当職員の方は、
「 伝えておきますね 」と言って頂いたので、一応は
これで一区切りである。
という感じの1日であったが、最後に綴っておきたいのが
騒がしかった小学生たちは、ほぼ全員がバスから降りる時に
「 有難うございます 」と、お礼を言って下りている現実を、
ここで申し述べておく。(^^)
それでは、チャオ♪
秘境路線バスをゆく(2)
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