小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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もう雪の心配

2005年09月21日 10時17分56秒 | 新潟県中越大震災・地震
おにいが昨日突然「雪やだなぁ」と言いました。
「え?なにが?どうしたの?」
ときくと
「だって雪ふったら学校行くの大変なんだもん。」
とぽつんと言うのです。

あんたもう雪の心配してんのかいっ!!
と思わずツッコミを入れてしまったんだけど、なるほど子供も大変だよ。
市内の生活道路なんてとっくのとうに直ったと思われてるだろうけど(しかも市街地)、息子たちの通学路は未だに直っていません。
10.23以降は船岡山を超えて通学することになってしまいました。

いつ直るのか何も知らされず、年内なんて全然無理だよね、とここらへんの父兄は皆あきらめています。
「しょうがない」のよ。
地震きたんだから。

子供たちはずっと頑張ってきました。
夏休み前はピアニカだの絵の具だの毎日泣きそうになりながら山越えして持って帰ってきました。
たいした山ではないけれど、低学年で慣れない山道を歩く、いつもと違う道を通って通学するというのはストレスだと思います。

そして川口の田麦山小学校の改修工事をめぐる入札妨害事件でこのあたりを工事している工務店が1ヶ月も営業停止をくらってしまいました。
あれには「ひとこと言わせて!」って言いたい人がいっぱいいるだろうけど、誰が悪いとかそんなんあたしにゃわかりませんが、この降雪前の大事なときに1ヶ月も営業停止ってきついんすよ。
車で走りながらどの業者がここの道路工事してるんだろ?ってチラッチラッと看板見るけど、山本山付近とか本町~船岡~栄町~山本山のあいだの一方通行の117号でその工務店の看板よく見ます。
道路工事が途中でストップするということは、またまた不便な生活が延長されるというわけで。

メドのたたない苛立ちって嫌ですね。
市内で暮らしてる私たちでさえこうなのに山間部に暮らしてる方のお気持ちははかりしれません。