日本テレビ系
報道特別ドラマスペシャル「生と死を分けた理由・・・“アース・クエイク”平成18春・東京大震災震度7が首都圏直撃!その時・・・何が起きる?」を夫とふたりで観ました。
「こんなわけねーよ」「まーまードラマだから」
こういう会話を何度か交わしました。
18:30地震発生という設定ですよね?
まず!あんな明るくありません。
直ちに停電するので真っ暗なんです。
ドラマだから俳優の顔うつってますけど
携帯なんて探せません!
(携帯入れてるはずの)かばんが上着がどこにあるかわからなくなるのです。
震度7ですよね?
歩けません!立ってられません!
机に「もぐる」ことなんてまずできません!!!
何が何だか、誰がどこにいるのか、触れてないとわからないくらい真っ暗でめちゃめちゃなんです。
月明かりだけが頼りだった、星がやたらきれいだったあの日のことを思い出してしまいました。
暗闇の中でなにもできずに高層ビルに閉じ込められているわけですから、ドラマ以上に「暗い」ということで「不安感」「焦燥感」は募ったはずです。
エレベータの中なんてなおさらです。
(3日間エレベータに閉じ込められてた小野真弓が他の(男性)新入社員がいる中「おしっこしたい人?こんなときだから言おうよ!」に手を挙げなかった(設定上挙げさせなかった?)のは「ドラマだからな」の突っ込みありw)
そして、なんででしょう。
みんな本震がおさまったあとゲホゲホしてましたよね。
意図がよくわからないわぁ。
次なる行動にうつさずみんな机の中に潜ったまま憔悴しきってたのもうそっぽいです。
現実はあんなじゃない。
次にしなくちゃならないことをみんなそれぞれ考えて思い思いに行動するものです。
あんな多弁じゃないし。
ひるんで動けない人もいれば即座にリーダーシップをとる人もいる。
だまってさっさと行動する人もいる。
あんなふうに誰かが「すみません!」と先頭立って逃げ出すと同時に「俺も俺も」と逃げ出すのではなく、本震がおさまると同時に言葉すくなに個人行動をとる人が大半なのではないでしょうか。
思うに欲しい情報の優先順位は一般に(マスコミ・医療関係・消防等特別な仕事ではなく一般に!←強調)
家族や愛する人の【安否情報】
そして【今何が起きているか、震度や震源地・被害状況等の情報】
そのあと【交通情報・避難場所・ライフライン等の情報】
だと思うんです。
ここで仕事か家族かの選択に迫られるわけですが、プロデューサー役の西村雅彦なんかはロケ中でもなんでもなかったわけで、たまたま世田谷から中継なんか飛ばしてましたけど一点を取材したってそれが大衆伝達の何の得になるんだろう、という印象。
やっぱりもう時代は一方的流しっぱ伝達ではなく、
受け手が情報を選ぶ時代になったのだと実感しました。
ワンセグPRを意図するドラマ化だったのかな。
もう今の時代、
なにを視聴者が求めているかをマーケティングして発信しないことには「ジコマン伝達」になるってことです。
どんなに画像が美しくても「いらない情報」は「いらない情報」なわけです。
がんばれインタラクティブ。
欲しい情報を流そうよ なのです。
このドラマ見た人いたら感想ききたいです。
お待ちしてます。