小千谷から(Ojiya kara)

新潟県中越大震災の、とある被災者からのメッセージ
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年の瀬に思う

2005年12月29日 13時39分45秒 | 新潟県中越大震災・地震
郵便局に毎日のように用事がある。
年賀状は一度に出したいのにのんびりしてる人がいる(笑)

年賀状を投函しに行くときに思う。
「この冬も辛抱だ」と。
車だと数分で行ける郵便局。
震災の復旧工事が長引いているため船岡公園の下の117号線は1年経った今でも進入禁止が続いている。(12月13日撮影)


娘はおけいこごとの日はいっしょに帰る友達がいない。
重機と工事関係者の車両が縦列駐車されたこの狭い道を子供ひとりで帰らせるのは危険なので車で送迎が必要となる。
どうしても子供中心の生活になってしまい、雪堀りの時間を計算しながらいつもアタマの中は段取りだらけ。
夕方暗くなったこの道を長靴をはいて傘さしてお年寄りや高校生が行き来している。
バスが通れなくなったから歩くしかない。
みんな不便な中でがんばっている。

本町の商店街を親子連れが「たかのスーパー」(今年春再オープン)の袋をさげて手をつないで歩いていた。
「あー。去年の年の瀬とは全然違う。」とほのぼのした気持ちになった。
ジャスコ(今年夏再オープン)で年賀状を投函したりATMで記帳したり一度に用事が済むのもうれしい。
普通がとってもありがたい。




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