こんにちは
今日は少し前にあった娘との会話を書きます。
私は生まれつき左耳が全く聴こえません。5年生の時に母が”おかしい”と思って、大きな病院で検査したけど、原因は不明。
それからずっと聴こえないまま生きてきました。”聴こえない”といっても、左耳だけ。右は聴こえる。
それに大きな病院で検査した時にお医者様から言われました。
「貴女の左耳は全く聴こえないけど、右耳は普通の人が聴こえない小さな音も聴こえるいい耳だよ。」
そのお医者様の言う通り、私が言わなければ誰も聴こえない事に気づきません。よく聴こえる右耳があるから。普段の生活にはあんまり支障ないんです。
でも、人が左側に居たり、ザワザワと騒がしい所、大人数での会合なんかはとても苦手です。”1対1”が一番安心かな。そういいつつ、ホームセンターの様な騒がしい所で働いています(笑)
よく聴こえる右耳があるせいか、大きな音は苦手。大きな声で「わーわー」話されるのも苦手(笑)
家で料理をしていたり、電話をしていたりすると、全く聴こえない。話しかけられた家族の”声”でも・・・。
しぜんと”聴こう、聴こう、”としているからだと思いますが、仕事が済んでウチに帰ると”ぐったり”している事もあるんです(笑)
そんな私の日常を知っている娘との会話
私 「なあなあ。お母ちゃんがな、もっと年取ってお婆ちゃんになったら、”耳”どうなってるやろ?やっぱり補聴器よなぁ・・・。」
娘 「そら、要るやろなぁ。」
私 「補聴器か。ただでさえ片耳やのに、耳が遠くなったら補聴器で補えるんかなぁ?」
娘 「分からんなぁ。難しいやろか?」
私 「補聴器の音量、最大やったりしてな(笑)あ!二つ付けなアカンかもなぁ~~ (笑)」
娘 「しゃーないなぁ。お母ちゃんは一人でほっとけへんわ。私が居るから大丈夫や 」
私 「・・・」
普通なら他愛も無い会話なんでしょうが、私には、 となりつつも嬉しい会話でした。
本当にその頃になったら、娘は一緒に住んでないかもしれない。でも、”今”そう思ってくれてるだけでも、本当に嬉しかった。とっても嬉しかった。
ありがとう。優しい子に育ってくれて。 あこ