食・飲・読の日記2

日々の食べたり読んだりを綴ります♪
「食・飲・読の日記」の続きです。

ひとり旅日和 縁結び!@秋川滝美

2024-11-18 16:52:44 | 本(あ)
  ひとり旅日和 縁結び!@秋川滝美 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
ひとり旅を始めてから少しずつ自信がついてきた日和。憧れの人・蓮斗の週末の旅行先を先輩の麗佳に教えてもらったものの、詳しい時間も場所もわからず、偶然出会える可能性は低い。だめならいつも通り観光しようと自分に言い聞かせつつ、ご縁を信じて向かった結果は…?今回の旅の目的地は函館、房総、大阪、出雲、姫路。パワースポットを巡り、土地の美味しいものに舌鼓を打って、明日からの元気がもらえる人生満喫小説!




シリーズ1作目、ひとり旅日和のどこ所感想文はこちら

「人見知り女王」と自分を定義していた日和。ひとり旅を始めて「人見知り姫」に昇格したらしい。今回は仕事でも大活躍。小宮山社長と先輩の麗佳以外にも、斎木課長という日和のがんばりを認めてくれる上司も登場。仕事も旅も充実しているのはほほえましい。人見知りを自分のマイナス面ととらえつつ、自分のいい面もあるんじゃないかと、プラス思考になってきた日和。日和は人としゃべるのが苦手なだけで、でもそれは大なり小なりどの人にもあるんじゃないかな、と思う。ひとりで旅の計画を立て、出かけ、今回は車の運転までして、名所を回ったり名物を食べたり、人見知りは卒業なんじゃないかなぁ。今回の旅先は、すべて私も行ったことがあったので、その土地の光景が浮かび、懐かしく旅を思い出すことができたわ。1作目で、旅先で出会った蓮斗との関係が気になるので、続きを読んだんだけど、あまり進展がなかった。うーん、その点は残念だったな。

コメント (2)
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ひとり旅日和@秋川滝美

2024-10-07 15:17:35 | 本(あ)
  ひとり旅日和@秋川滝美 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
都内に住む24歳の梶倉日和は、人見知りで、会社でも叱られてばかり。同僚の後押しもあり、気分転換に勧められたひとり旅におそるおそる挑戦してみる。まずは、日帰りができる熱海へ。神社を訪れ、茹で卵の味に舌鼓を打ち、干物の味に感動。さらに思わぬ出会いが!ひとり旅の魅力にひかれ、佐原、仙台、金沢、福岡へと足を延ばしていく。少しずつ成長していく日和の姿は、仕事にも影響し始めてー旅をして、知らない自分と出会おう!




「人見知り女王」と自分を定義する日和。確かにそういう面はあるけれど、自分の考えをしっかり持っているし、決断力もあるし、あれこれ頭の中で考えてるし、家族に愛されて育っている人の良さがにじみ出てるし、ただ知らない人としゃべるのが苦手な人だな、とは思う。会社では嫌な上司がひとりいてイラッと私がするけれど、日和はがんばって耐えてる。えらい。小宮山社長はいい人だし、先輩の麗佳はチャキチャキしてて気持ちいい人だし、そういう人に恵まれてるのも日和の人柄かなと思う。ひとり旅に出かけるようになり、どんどんどんどん成長していく日和。まずひとり旅を選択するところがすごいし、それを実行するのもすごいし、ひとりでごはん屋さんに入れるのもすごい。私よりよっぽど人見知りじゃないんじゃなかろうか‥ そして食レポが上手! 今回の旅先では、熱海、仙台、金沢に私も行ったことがあったので、その土地の光景が浮かび、懐かしく旅を思い出すことができたわ。行ってないところは、ぜひ行ってみたい! これ、シリーズになっていて、旅先で出会った蓮斗との関係が気になるので、続きを読んでみようかな~。

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おいしい旅 思い出編@アミの会

2024-08-07 17:46:05 | 本(あ)
  おいしい旅 思い出編@アミの会 

あらすじ(「BOOK」データベースより)
15年ぶりに再会した友人と訪れた京都。昔話に花を咲かせるが、みなそれぞれに事情を抱えていて…(「あの日の味は」)。亡くした夫との思い出を胸にひとり旅をしていた故郷・神戸で偶然出会った青年。一緒にスイーツ巡りをすることになるが(「幸福のレシピ」)。住んでいた街、懐かしい友人、大切な料理。温かな記憶をめぐる「想い出」の旅を描いた7作品を収録。優しい気持ちに満たされる、文庫オリジナルアンソロジー。




おいしい旅 初めて編の読書感想文はこちら

おいしい、旅、思い出をテーマに作家さんたちはいろんな物語を紡ぎ出す。視点が様々なのはもちろん、文章にも個性があり、おいしいものの描写は目に浮かぶようでお見事、おもしろく読めた。コロナ禍のお話だけど、コロナに触れなくても成り立つよなぁ。コロナのこと、書かなくてもなぁ。なんて思いがチラリと浮かんだわ。

1話ずつのちょこっと感想。
「あの日の味は」柴田よしき
 女子3人が昔住んでいた京都で再会。和気あいあいと楽しいことばかり。かと思ったら、過去の人間関係が切ない。今の状況も万事OKというわけではない。でもきっとまた3人は会って、さらに仲を深めるんじゃないか、と思った。

「幸福のレシピ」福田和代 
 神戸に旅行した時の町並みが思い起こされ、リアルで楽しい。え? そんな偶然ある? ってびっくりするけど、ほっこりする。

「下戸の街・赤羽」矢崎存美
 若い幼なじみの女子ふたり、スイーツをいっぱい食べて、いっぱいしゃべって、元気いっぱい、希望いっぱい、こちらまでウキウキした気分になったわ。

「旅の始まりの天ぷらそば」 光原百合
 物語のほとんどが会話で、文章にリズムがあるところが、おもしろい。

「ゲストハウス」新津きよみ
 長野の今と昔の光景が鮮明に頭に浮かび、行ってみたくなる。これはある意味ミステリー。絶対ちがうと私が最初から外していた人が、男性が探している人‥ なんだけど、いやいや、短編でからくりがすごすぎる! 最後5ページを3回くらい読んだわ。

「からくり時計のある町で」秋川滝美
 後悔が渦巻くドイツ旅行。もやもやしたまま終わっちゃうのかと思えば、大逆転。親友っていいなぁ。

「横浜アラモード」大崎梢
 登場人物みんなが相手を思いやっていて、ほっこりほっこりほっこりよ。

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