気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及

水・食糧・エネルギーバランスを考慮した理想的な流域圏をめざして

ラオス調査(10月)

2012-11-02 15:27:10 | プロジェクト全体

10/21-26の日程でラオス調査に行ってきました。

 

○進捗報告

 

JICA事務所(左)、ラオス・日本センター(左)でプロジェクトの進捗状況を報告しました。

「ラオスの現状=満足度:高」という認識を共有した上で、

近い将来起こる(であろう)急速な変化に対し、どのような適応策を提案できるかが今後のポイントになりそうです。

 

○農家アンケート

 

前回(7月)に引き続き農家アンケートを行いました。

ちょうど乾季作の収穫期で忙しそうでしたが、皆様快くアンケートに答えてくれました。

 

○電気自動車

 

写真のバスは電気自動車です。

中国の援助で導入されたそうです。

タラートサオのバスターミナル~ラオス国立大学工学部で運航しています。

 

 


インドネシア(9月)

2012-09-26 13:54:07 | プロジェクト全体

9月にジャカルタにある環境省、BPPT、JICAを訪問し、

我々の研究プロジェクトに関しての今までの成果と

今後の方向性について議論させていただきました。

大変、有意義で貴重なご意見をいただき、今後の研究に生かしていきたいと考えております。

写真は、環境省での議論の様子です。


ラオス調査(7月)

2012-08-02 18:40:41 | プロジェクト全体

7月のラオス調査では農村の村長に対するアンケート調査を行いました。

内容は灌漑や水田、生活様式に関するものです。

 

   写真:ある農村にて

村それぞれに違いがあり、上の写真のような民家でインタビューすることもあれば、

下の写真のような村役場のようなものがきちんと設置されてる村もありました。

 

おもに灌漑に関する質問を行い、

半分ほどは井戸水を使用しているという答えがありました。

 

ある村では深さの異なる井戸を2つ設置し、

より確実に井戸水を入手できるように対策していました。

 

住んでいる地域や周辺状況によって、

生活様式が明らかに異なっているのを目の当たりにすることができました。


ラオス調査(6月)~雨季の始まり~

2012-06-11 11:58:59 | プロジェクト全体

引き続きラオス調査(6月)について、

流域内水田の様子を報告します。

 

ちょうど雨季が始まった時期で、流域内の水田では田植えの準備が進められていました。

 

左:きれいに移植された水田

右:水のたまった水田(耕起前)に鳥がたくさん

 

今回改めて、

水田の生物多様性というのは、

農村のタンパク質供給源として重要なんだな、

と感じました。

もちろん本で読んだり、話で聞いたりはしていましたが、

上の写真の鳥や、道端で売っていたカエル・オタマジャクシを見て実感しました。

 

今後、ラオスでは人口増加・経済成長によって食糧需要が増大すると考えれれています。

食糧というと炭水化物=コメに焦点を当てた議論になりがちですが、

畜産業がほとんどないこの国で、

タンパク質の供給というのも大きなテーマになるのではないかと思いました。