気候変動に配慮したアジア環境先進型流域圏の構築と普及

水・食糧・エネルギーバランスを考慮した理想的な流域圏をめざして

洪水・渇水リスクおよび窒素負荷量の評価

2011-06-19 14:44:30 | 水グループ
水グループ担当の茨城大学です。
明瞭な雨季/乾期を有する熱帯・亜熱帯地域では、水循環速度が速いため、これまで以上に突発的な豪雨と長期渇水の頻発が懸念されています。渇水の長期化は季節的・地域的な灌漑用水の脆弱性を増大させ、降雨強度の増大は洪水リスクの増大と短時間での著しい栄養塩流亡を引き起こします。水グループでは、土地利用・栽培体系・インフラ整備状況を考慮可能な分布型流出モデルを援用して、気候変動に対する洪水・渇水被害、窒素負荷量変化等のリスクを地域ごとに類型化し、それぞれのレベルに応じた評価・対策法を提案する予定です。
がんばります。