一人良不良皆取焉,其價之賤貴,惟買者之欲,而隨以其良不良應之。
一人不取良,惟其多賣,則賤其價,請益則益之不較,
於是爭趨之,其門之限月一易,歲餘而大富。
其兼取者趨稍緩,再期亦富。
其專取良者,肆日中如宵,旦食而昏不足。
郁離子見而嘆曰:「今之為士者亦若是夫!昔楚鄙三縣之尹三,
其一廉而不獲於上官,其支也無以僦(音就)舟,人皆笑以為癡。
其一擇可而取之,人不尤其取而稱其能賢。
其一無所不取以交於上官,子吏卒,而實富民,
則不待三年,舉而任諸綱紀之司,雖百姓亦稱其善,不亦怪哉!」
——李肇《唐國史補》
郁離子 巻下(明)劉基 田璆論救楚
秦恶楚而善于齐。王翦帅师伐楚,田璆谓齐主曰:“盍救诸?”齐王曰:“秦主与吾交善,而救楚是绝秦也。”邹克曰:“楚非秦敌也,必亡,不如起师以助秦,犹可以为德而固其交。”田璆曰:“不然。秦,虎狼也,天下之强国六,秦已取其四,所存者齐与楚耳。譬如摘果,先近而后远,其所未取者力未至也,其能终留之乎?今秦岂诚恶楚而爱齐也?齐楚若合,犹足以敌秦。以地言之,则楚近而齐远,远交而近攻,秦之宿计也。故将伐楚先善齐以绝其援,然后专其力于楚。楚亡,齐其能独存乎?谚有之曰:攒矢而折之,不若分而折之之易也。此秦之已效计也。楚国朝亡,齐必夕亡。”秦果灭楚,而遂伐齐,灭之。
中国語訳(譯文)のある中国語(簡体字)のサイト
http://www.8bei8.com/book/yulizi_100.html
http://www.shuzhai.org/gushi/yulizi/14805.html
中国語訳を参照しながら、日本語にしました。
(拙訳)
秦の国は楚の国が斉の国に対し友好なのを憎悪していた。秦の将軍王剪は軍隊を統帥して楚の国を伐った。田璆は斉の王に言った。「どうして救援に行かないのか?」斉王が言った。「秦王と私の関係は友好だ。もし楚の国を救援すれば、それはすなわち秦の国との関係を断絶することになる。」邹克は言った。「楚の国は秦の国の戦う相手ではない。楚は必ず滅亡する。兵を起こして秦の国を助けに行くのに及ばない。そのようであれば、秦に恩を売り、秦の国との関係を揺るぎないものにできる。」田璆は言った。「そのようにはできない。秦の国は凶悪残忍だ。天下の強国が6個あって、秦の国は既にその中の4個を奪取した。存在するのは斉の国と楚の国だけになった。果物狩りのようだ。先に摘むのは近いもので、それから摘むのは遠いものだ。そのように、まだ秦に奪取されていない地方は、その力が到達していないからだ。秦は最後にあなたを保留して攻めるのか?まさか今、秦は本当に楚を恨み、斉を愛しているのだろうか?もし斉、楚両国が力を合わせれば、まだ秦の国に反抗し得るに足りる。地理や位置に照らして言うと、まさに楚の国が近くて斉の国が遠い。遠くと友達になり、近くを攻める、これが秦の国が一貫して使用する手段だ。それ故に、秦は楚の国を攻め、初めに斉の国と友達になって救援を絶ち、それから楚の国に力を集中するのだ。諺の言葉で言うと、矢を集めて折るのは、別に分けて折るのが易しいのには及ばない。これは秦の国の成功の方策だ。楚の国は朝に滅び、斉の国は必ず夕べに滅ぶ。」果たせるかな、秦は楚を滅ぼし、それから遂に斉を攻め、滅ぼした。