アメシストのマツ

五十代女性、既婚、子供なし、ただいま断酒中。
もう一生で飲めるだけの酒は飲み尽くしました。

2021/02/18 稲作とアルコール分解酵素

2021-02-18 21:00:00 | ひとりごと
寒い一日でした

さて、また
NHKスペシャル
飲みたくなるのは“進化の宿命”!?酒の知られざる真実
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20200127/index.html

という番組からのおはなしです

今日で最後になります


アルコールは体内でアセトアルデヒドになり

更に酢酸となって排泄されます

ところが東アジア、特に長江流域、日本、韓国には

アセトアルデヒドが分解されにくい

酒に弱い体質の割合が多いそうです


アセトアルデヒドこそが

二日酔いの症状の原因であり

体内の細胞を傷つけて

ガンなどの病気を引き起こす、とされています

はるか昔、偶然アルコール分解遺伝子が強くなった人類の祖先は

アセトアルデヒド分解遺伝子の働きも強かったと考えられます

ところが6000年以上前中国で突然

アセトアルデヒド分解遺伝子の働きが弱いヒトが出現したそうです


「酒に弱い遺伝子が広がったことと、稲作が始まったことには、密接な関係があると考えられるのです。」

アセトアルデヒド分解遺伝子の働きが弱いヒトが酒を飲むと

体内には分解できない猛毒のアセトアルデヒドが増えていきます

しかし、その毒が悪い微生物を攻撃する薬にもなった可能性があるそうです

一方、酒に強い祖先は体内のアセトアルデヒドが少なく

有害な微生物が抑えられずに大繁殖してしまうことになります

このように

「酒に弱い遺伝子を持つ人の方が、感染症に打ち勝って生き延びやすかった」と考えられています

酒に弱い体質の人は縄文系
強いタイプの人は弥生系という事が出来るかもしれません

酒に強いが故に酒に溺れるようになる

皮肉なことかもしれません

酒に強い人が必ずしも依存症になるかというと

そうでもないかもしれません




今日も飲まずに済みました


春節は過ぎてしまったけど、水餃子
皮から作りました